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ブックマーク / warbler.hatenablog.com (10)

  • ツイッターでの中傷投稿への法的対応事例-ネット中傷対策 - warbler’s diary

    この記事は、ネット中傷に悩む方々の参考として、また、ネット中傷をする人達への牽制にもなると考えて書きました。以下の流れで経緯を説明していきます。 (今回の件の中傷投稿者をX氏とします。X氏のツイッターアカウントをX1、おそらくX氏の別のアカウントと思われるものをX2・X3・X4とします) 【参考資料】(各文書のPDFをリンクしています) ・仮処分決定文「平成30年(ヨ)第9 2 3 号」 ・判決文「平成31年(ワ)第997号」(さいたま地裁) ※追記:被告が期限までに控訴せず、上記判決が確定しました。 ※追記:「謝罪文の交付」が履行されるまでX氏に「1日につき1万円」を私に支払うことを命じる決定が出されました。 ・間接強制の決定文 1. X2から中傷が開始される(2017年7月27日~) X2から少なくとも52回、私を指した中傷投稿がされる →Twitter社に通報したが「ルールに違反して

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  • ある大学で起きた研究不正についての実例 - warbler’s diary

    ここで紹介する実例は、 第36回日分子生物学会で開催された 理事会企画フォーラム「研究公正性の確保のために今何をすべきか?」 http://www.aeplan.co.jp/mbsj2013/mbsj_forum.html の、第1セッションと第5セッションで話題提供させて頂いたもので、その時の原稿をUPします。 私はサイエンスライターとして研究不正の調査をしており、このケースもその過程で知りました。最初にお断りしておきますが、私はフリーのライターとして独立して活動しており、大学や企業には所属しておらず、分子生物学会の会員でもありません。こうした利害関係のない立場からこの企画に協力しました。 ある論文不正事件の関係者を匿名でAさんとしてお話します。 Aさんからは、「私は不正の当事者でもありますので、特定の個人や機関に対する批判や断罪などできる立場ではありませんが、自分の経験が皆様のお役に

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  • あなたの隣のニセ科学 - warbler’s diary

    ※このエッセイは、JOURNAL of the JAPAN SKEPTICS Vol.21に寄稿したものを転載しています。 普段、私が主に扱っているのは、 "科学を装っている"けれども実際は科学ではない「ニセ科学」です。この"ニセ"という言葉には批判的なニュアンスが込められています。一般的に言う疑似科学は"科学っぽく見える"ものが対象なので、「ニセ科学」よりも概念の範囲が広くなります。例えば、機動戦士ガンダムの「ミノフスキー粒子」は疑似科学ですが、ニセ科学の対象とはなりません。 「ニセ科学」の中でも深刻なのが、健康関係のものです。効果が無いばかりか、それによって健康を害したり、害が少ないものであってもそれだけの治療に頼りきってしまうことで、病状が悪化して死に至ったりします。「手かざし」等による"気を注入して治す"などのあやしげな治療はどちらかというとオカルトに属すでしょうが、理論を科学的に

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  • EMで作物の放射性セシウムの吸収を低減できるか? - warbler’s diary

    ※朝日新聞WEBRONZAに2012年8月24日に掲載された記事から、一部加筆修正して転載。 環境に良い、体にも良い、さらには放射性物質の放射能まで消してしまう、そんな魔法のような菌が宣伝され、広まっています。琉球大学名誉教授(現・名桜大学教授)の比嘉照夫氏が提唱している微生物の集合体のEM(有用微生物群)です。 元々は土壌改良のために開発された菌でしたが、まくと悪臭が消え、生ゴミが肥料に変わり、糞尿処理も促進でき、ダンゴにして河川に投げ込むと水質改善にもなるなど、様々な効果がうたわれるようになりました。その万能ぶりや比嘉氏が「EMの効果は重力波によるもの」などと説明していることなどにより、一部学者などから「ニセ科学なのではないか」といった疑問も出されています。 最近では、EMには、土壌内の放射性物質が農作物へと移行することを妨げる効果があることが実証されたと、EM情報室が宣伝をしています

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  • 福島の原発事故と、チェルノブイリの原発事故の被ばく量などの比較−福島の現状について - warbler’s diary

    福島で起きた原発事故から1年3ヶ月以上経ち、被ばくに関する様々な測定データが揃ってきました。 ここでは、チェルノブイリ事故と各種のデータを比較してみます。 (参考)WHOによるチェルノブイリの原発事故での健康影響についての概要報告 ・放射線の健康影響について−チェルノブイリ事故から http://d.hatena.ne.jp/warbler/20110419/1303226576 ■事故で大気中に放出された放射性物質とその量(チェルノブイリ事故、原子爆弾との比較) <次の資料を元にグラフを作成しました> ・UNSCER 2008 Report to the General Assembly with Scientific Annexes VOLUME II Scientific Annexes C, D and E Table A1 P26 http://www.unscear.org/d

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  • 『福島県の子供の病死者数が増えている』ってホント? - warbler’s diary

    タイトルの件について、福島県の子供の病死者数について、政府の統計データを調べてみました。 「人口動態調査」 http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/NewList.do?tid=000001028897 からデータを得ました。 福島県の子供の原発事故後の病死者数の変化については、次の様な解析が出されています。 ・「福島県の子ども」の病死者数について http://dl.dropbox.com/u/17135518/nakate.pdf このレポートは英訳されて『Fukushima Voice』というサイトにも紹介されています。 ・Report regarding the number of deaths due to illnesses in "Fukushima children" Changes since the Fukushima accident ba

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  • 原発事故以降アメリカ北西部で乳幼児の死亡数が35%上昇しているって、ホント? - warbler’s diary

    原発事故以降アメリカ北西部で乳幼児の死亡数が35%も急上昇しているという驚くべき統計結果が報告されていました。この報告をしたのは、医師のJanette Shermanさんと疫学者のJoseph Manganoさんです。 ・Is the Dramatic Increase in Baby Deaths in the US a Result of Fukushima Fallout? 米国における赤ちゃんの死亡が劇的に増加しているのは、福島第一原発の放射性降下物のせいなのか? <2011.6.10〜12> http://www.counterpunch.org/sherman06102011.html The recent CDC Morbidity and Mortality Weekly Report indicates that eight cities in the northwest

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  • 予防接種で自閉症になるってホント? - warbler’s diary

    予防接種で子ども達が自閉症などの発達障害になるのではないかという不安を世界各地の親の間に広める根源となった、1998年にThe Lancetに掲載された論文は、実は捏造によるデタラメであった事の詳細を明らかにしたジャーナリストであるBrian Deer氏の報告書が今年1月6日にイギリスの医学雑誌BMJに掲載されました。 ・How the case against the MMR vaccine was fixed http://www.bmj.com/content/342/bmj.c5347.full まず先に、Andrew Wakefield氏を第一著者とする、この問題となった論文を見てみましょう。要旨の部分を紹介します。 (この論文は、昨年二月に撤回されています) Ileal-lymphoid-nodular hyperplasia, non-specific colitis, an

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  • MMRワクチンと自閉症の捏造論文事件に関する歴史 - warbler’s diary

    ※関連エントリー ・予防接種で自閉症になるってホント? http://d.hatena.ne.jp/warbler/20110111/1294727614 (まだ読んでおられない方は、ぜひ↑を先にお読み下さい) ・予防接種で自閉症になるという恐怖の拡大に加担したマスコミ側の問題について http://d.hatena.ne.jp/warbler/20110120/1295526687 2011年1月11日付けで、Brian Deer氏の続報がBMJに掲載されました。 ・How the vaccine crisis was meant to make money http://www.bmj.com/content/342/bmj.c5258.full この中で、MMRワクチンへの恐れがどの様にして英国で始まり、そこにAndrew Wakefield氏の捏造論文が関わって、マスコミも関与して

    MMRワクチンと自閉症の捏造論文事件に関する歴史 - warbler’s diary
  • 予防接種で自閉症になるという恐怖の拡大に加担したマスコミ側の問題について - warbler’s diary

    ※関連エントリー ・予防接種で自閉症になるってホント? http://d.hatena.ne.jp/warbler/20110111/1294727614 ・MMRワクチンと自閉症の捏造論文事件に関する歴史 http://d.hatena.ne.jp/warbler/20110114/1294953646 (まだこれらを読んでおられない方は、ぜひ先にお読み下さい) 前々回と前回のエントリーで、MMRワクチンが自閉症と関連性があるとして、予防接種拒否の動きが活発になり、はしかなどの疫病が世界規模で再び広がり始めたということについて取り上げました。 このパニックの元凶となった論文を出したAndrew Wakefield氏が英国のバイオベンチャーブームに悪乗りして金儲けに走っていったのではないかという指摘をしましたが、この予防接種への恐れは、マスコミが関与してさらに拡大していった経緯もあります。

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