Your Shot ナショナル ジオグラフィック協会の写真コミュニティ「Your Shot(英語サイト)」に投稿された写真のなかから、編集者が厳選した12枚をほぼ毎日掲載していきます。 あなたもコミュニティに参加(英語サイト)して、とっておきの一枚を投稿してください!
Photograph by Israel De Alba, National Geographic Your Shot 米国カリフォルニア州の景勝地ビッグ・サー。Your Shotメンバー、イスラエル・デ・アルバ氏は、この土地の異国情緒あふれる雰囲気を鮮やかに写し取っている。作家のヘンリー・ミラーやジャック・ケルアック、写真家のアンセル・アダムスなど、数多くの米国人芸術家たちが、この土地からインスピレーションを受けたのも不思議ではない。 この写真は米国ナショナル ジオグラフィックの写真コミュニティ「Your Shot(英語サイト)」に投稿されたものです。
画家エドワード・エザリントンは伝説の海の怪物”クラーケン”を巨大イカとして描いた。1870年制作の銅版画。(Illustration by Universal History Archive/UIG, Getty Images) 新たに発表された驚くべき研究結果が正しければ、全長が20メートルのダイオウイカが広い海で暮らしている可能性がある。 この推定値は過去に発見された多くの例のおよそ2倍におよぶ。信頼度の高い記録のうち、大きいものは全長10~14メートル程度だった。 「証拠もないのに、多くの人がダイオウイカについていろいろなことを信じています。たとえば、このイカが伝説の怪物クラーケンだったとか、実はかなり小さいとか」。そう語るのは、英スコットランドのセント・アンドルーズ大学の統計生態学者で、今回の論文の単独執筆者であるチャールズ・パクストン氏だ。(参考記事:「【動画】体を点滅させて言葉
漆喰の下に数百年の間隠されていたモザイクタイルの天使像は、現在、元の輝きを取り戻すための修復作業が行われている。(Photograph by Nasser Nasser, Associated Press) イエス・キリストの生誕地に建てられたとされるパレスチナ、ベツレヘムの聖誕教会。修復技師のシルビア・スタリニエリ氏が漆喰壁に向けて温度を感知するサーモグラフィ・カメラをゆっくりと動かしていたところ、奇妙な形が見えた。 修復チームが丁寧に漆喰を取り除いていくと、その下からは貝殻の輝きに彩られた顔が現れた。光輪を形作る金色のタイルを目にした瞬間は、「とても感動的でした」と28歳のスタリニエリ氏は語る。 何百年もの間、漆喰の下に隠されていた高さ約2.4メートルの天使はこうして発見された。キリスト教の世界でも特に長い歴史を誇るこの教会で、訪れる巡礼者たちを見守ってきた6体の天使の仲間入りをするこ
ブチハイエナは”死骸の掃除屋”として有名だが、実は優秀なハンターであり、大きな動物を仕留めることができる。南アフリカ共和国で撮影。(PHOTOGRAPH BY KIM WOLHUTER, NATIONAL GEOGRAPHIC CREATIVE) ハイエナには常に、「醜い」「泥棒」といった悪いイメージがつきまとう。国際自然保護連合(IUCN)のハイエナ専門家グループによると、彼らは何百年も前から「墓荒らし」「魔女の馬」と呼ばれ、嫌われていたという。 だが、本当にそこまで嫌われるような動物なのだろうか? ハイエナにまつわる5つの都市伝説を検証した。 (参考記事:「ハゲワシ “嫌われ者”の正体」) 伝説1:頭が悪い 真実:ハイエナは体がたくましいだけでなく、頭もいい。 2012年の研究で、ブチハイエナが、箱の中の餌を食べるために、ふたにかけた「かんぬき」を開けることが確認された。ほかにも、ハイ
コンセプション・バンク・シルバーボア(学名:Chilabothrus argentum)は、銀色の体と、銀葉のヤシの樹上で発見されたことから命名された。(PHOTOGRAPH BY R. GRAHAM REYNOLDS, UNIVERSITY OF NORTH CAROLINA, ASHEVILLE) バハマ諸島南部の無人島を調査していた科学者が、金属のような光沢のあるヘビが木を登っていくのを見つけた。調査チームのメンバーである生物学者のR・グレアム・レイノルズ氏は、「全員で見ていましたが、ふつうのヘビと違っていることがすぐに分かりました」と言う。 チームの一員で、カリブ海地域に生息するボア科のヘビの専門家アルベルト・プエンテ・ロロン氏も、これまで知られているどのボアとも違っていると思ったと言う。(参考記事:「【動画】猛毒ヘビのもつれあう奇妙な格闘を撮影」) そこで、研究チームは同じような
ペルー、ヨミバトの村でジャガーに殺されたイヌ。マチゲンガ族の人々は、殺したジャガーはコルネリオだと信じている。(PHOTOGRAPH BY CHARLIE HAMILTON JAMES, NATIONAL GEOGRAPHIC) ◆前編はこちら ジャガーになった友、アマゾンの現代版“山月記” デルフィンは淡々とポーズを取り、写真を数枚撮らせてくれた。それから私たちは装備を運び、共用の建物である「カーサ・コミュナル」へと歩いた。8メートル弱の柱の上に大きな草ぶきの屋根が乗っている。私たちがテントを設置する場所だ。太陽電池式の明るい照明を一晩中点けっ放しにしておけば、コウモリが寄ってこないと村人に言われた。 町から来た人々が立ち寄っては、雑談を交わしていく。その内容をグレンが私に通訳してくれる。コルネリオのことがしきりに話題になっていた。(参考記事:「ペルー 先住民たちの豊かな森へ」) 実はグ
窓から身を乗り出して外の世界に興味津々なネコ。モロッコにて撮影(PHOTOGRAPH BY MITSUAKI IWAGO, MINDEN PICTURES/NATIONAL GEOGRAPHIC CREATIVE) どんなに仲良くなっても、ネコは謎が多い生き物だ。私たち人間は、そのよそよそしさに惹かれる一方で、わけがわからない反応に腹を立てることもある。そこでこの記事では、ネコの不可解な行動に関する、読者からの3つの質問に答えてみたいと思う。(参考記事:「犬や猫は「人間アレルギー」になるか」) 鳴きまくる 最初は、コリナ・サンソーネさんご夫妻からの質問。2人は、9歳になるラグドールを、生後5週間のときから飼っている。 放し飼いだったネコは、2年半ほど前の引っ越しがトラウマとなり、一時的にえさを食べなくなり、夜中に鳴きながら家中を歩き回るようになった。近所のネコやアライグマと何度もケンカをし
ジャガーの成獣のオス。マヌーに生息するジャガーは、獲物をめぐって人間の狩人と競合関係にある。時には人の子どもも襲う。(PHOTOGRAPH BY CHARLIE HAMILTON JAMES, NATIONAL GEOGRAPHIC) 人類学者のグレン・シェパード氏は顔立ちは端正だが、熱帯で長年暮らした白人男性の例にもれず、瞳と見比べると肌の老化が目立つ。ペルーのアマゾンに暮らすマチゲンガ族の村で30年近く調査した中で彼が得たものは、日焼けした肌だけではなかった。予期せぬ長い待ち時間、ハプニングや事故にも穏やかな表情を崩さない。熱帯に暮らす人にありがちなそんな能力を身につけていた。「流れに任せることです」。彼は幾度となく私に言った。 私たちはエンジン付きのカヌーに乗り、タヤコメというマチゲンガ族の村へゆっくり向かっていた。ペルー、マヌー国立公園の中心部にあり、道路は通じていない。(参考記事
世界で最も危険な毒ヘビの一種と言われる2匹のブラックマンバが、まるでひもを編むように互いに絡み合って戦う様子が、南アフリカ共和国で撮影された。 ヨハネスブルクに住むクリスティ・ボウワーズさんは、同国北西州にあるピラネスバーグ国立公園でサファリツアー中に偶然その現場に遭遇した。 「2匹のオスが、お互い相手を何とか屈服させようと戦う典型的なヘビの行動をはっきりととらえています」と、米フロリダ州自然史博物館爬虫両生類学のコレクションマネージャー、ケネス・クリスコ氏はコメントした。 同氏によると、ヘビ同士が戦う時、相手を噛むことはあっても、毒を出すことはほとんどなく、また相手を殺そうというつもりもない。どちらか一方が降参するまでもみ合い、勝った方が交尾のために待ち構えているメスへ近づくことができる。 メスのヘビは通常、1シーズンに1匹のオスとしか交尾をしない。そして、オスの精子を体内に数カ月、種に
2013年に公開されたこの映像(英語)には、アマゾンの密林で外部との接触を避けて暮らす先住民、カワヒバの人々の姿が収められている。 アマゾンの熱帯雨林でも特に危険な地域に暮らす孤立部族を保護するため、ブラジル政府は中西部の広大な土地を「カワヒバ・ド・ヒオ・パルド先住民居住区」に指定する大統領令を発令した。 今後、居住区に物理的な境界を設ける地道な作業が待っているが、先住民の権利保護に取り組む活動家たちはこの決定を歓迎している。カワヒバの人々は狩猟採集民で、数十年もの間、木材や鉱物資源を狙う侵入者たちから逃げるようにして森の中で暮らしてきた。(参考記事:「森林伐採の危機、アマゾン孤立部族」) 大統領が職務停止前に署名 今回発令された大統領令は、これだけではない。悪化する経済危機と汚職問題で職務停止処分が決定したばかりのジルマ・ルセフ大統領とユージニオ・アラゴー法務大臣は、職務停止の前にできる
ナイルワニは大きいもので体長6メートルにもなる。(PHOTOGRAPH BY BEVERLY JOUBERT, NATIONAL GEOGRAPHIC CREATIVE) 鋭い歯が並んだあごに、うろこに覆われた長い尾。近年フロリダに現れた外来生物は、アメリカ在来の親戚たちと変わらないように見えるかもしれない。だが、専門家によれば、ナイルワニは米国にもともといるワニよりも危険だという。(参考記事:「【動画】ワニの共食いシーンを目撃、米国」) 2000年以来、フロリダ州内の沼地で計4匹のナイルワニ(Crocodylus niloticus)が目撃されている。現生のワニ目で2番目に大きなナイルワニは、体長6メートルに達することもあり、カバから人間まで何でも飲み込む。原産地のアフリカでは「マンイーター」(人食い)と呼ばれ、統計データもそれを裏付けている。(参考記事:「ワニの噛む力は地球で最強、実測
ブルニケル洞窟内でストーンサークルの測定を行う作業員。(PHOTOGRAPH BY ETIENNE FABRE, SSAC ) フランスの洞窟の奥深くに先史時代の人々がつくった神秘的なストーンサークルが、長い歳月を経て闇の中から再び姿を現した。 5月25日に科学誌『ネイチャー』に発表された論文によると、この奇妙なストーンサークルは約17万6000年前のもので、石筍を並べて作られている。考古学者の推測によると、これをつくったのが二足歩行の動物であったとすると、年代からしてネアンデルタール人としか考えられないという。この構造物は、ネアンデルタール人が予想よりはるかに高い能力を備えていたことの証拠となる。 英ロンドン自然史博物館の古人類学者クリス・ストリンガー氏は、「この発見は、ネアンデルタール人が石づくりの構造物を設計して建設する能力を備えていたことと、人工的な照明がなければたどり着けない洞窟
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