◇ 新着案内 ◇ 石川淳小伝 May13 1996 ◇ 立教大学文学部2008年度演習から Dec01 2008 魚返真央 「マルスの歌」 東隆介 「黄金伝説」「焼跡のイエス」 石倉優希 「かよい小町」とキリスト教について 古賀薫 「鸚鵡石」と「鏡の中」について 宍戸義和 「江戸人の発想法について」 岡崎大輔 「喜寿童女」「金鶏」 ◇ 『夷斎筆談』『夷斎俚諺』解説 Mar07 2001 ◇ 講談社文芸文庫版『鷹』書評 Nov11 1995 ◇ 文庫で読む石川淳 May05 1996 文庫担当者に聞く ◇ 石川活先生の御逝去を悼む Jan19 1996 ◇ 『石川淳 コスモスの知慧』 雑誌掲載版 湯島聖堂
石川淳の短編集『天馬賦』というのがある。『海』に載せたものだが、単行本にする時、編集者が「てんばふ」と言ったら、石川が「あれは『てんばのふ』です」と言ったので、編集者が困ったと、宮田毬栄の本にある。なんで困るのか分からないのだが、単行本、文庫本いずれを見ても、どこにもふりがなはない。国会図書館では「てんまふ」だったから問い合わせたら、国会では中央公論社に聞いて「てんまのふ」にしたという。 しかし、当初は「てんばふ」か「てんばのふ」だったのだが、「てんま」。まあ普通てんまと読んでしまうが。 - 斎藤美奈子が『ちくま』で、また対米従属日本論を書いているのだが、「どう考えても自国に不利益な政策」をとる、それは米国の指図だというのだが、そこに「郵政民営化、TPP参加」があがっている。郵政民営化は小泉の持論で、自民党内で反対されて、参議院で否決されて衆議院を解散して勝利したんだが、それでも米国の意図
上杉家家臣の平田助次郎は十五の頃、喧嘩で男根を切り落とされるが、弟伊織が用意した十二神丹という霊薬の力で切り落とされた男根はもとの場所に無事貼り付き、以来何十年も容姿は若者のまま主君の寵愛を受け、戦場での活躍もめざましい生涯を送る。と、筋だけ見るとどうでも良い話なんだけれども、石川淳の手にかかるとなんとまあ、素敵に仕上がることだろう。構成が云々ではなく、単語をどう連ねるかという一点に関して本作は傑作だ。ページをめくるのがもどかしくなる、わけではない。たゆたうペースで文字列を読み進めるのが気持ちいいのである。 もちろん趣向としても面白い点があった。それはたとえば導入部だ。本作は著者が以前、旅行した折、茶店の主人から聞いた口碑をもとにしたと書かれている(たぶんフィクション)が、それをどうやって思い出すかというところ。 さて、こういう無用の小事を、何十年後の今になって、どうしておもい出したものか
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