菅国家戦略相は11日、テレビ朝日の番組で、緊急雇用対策の一環として、職業あっせん、住居の確保、生活保護の手続きなど、複数の制度申請をハローワークで行えるようにする「ワンストップサービス」を導入することを表明した。 戦略相は「国の政策としてやるために準備を進めている」と明言、当面は県庁所在地や政令指定都市で実施する方向だ。また、「研修や実習を受けた人が介護施設でそのまま正職員として働けるようにすることも考えている」とも述べ、介護分野での新たな施策も検討中であることを明らかにした。 戦略相は、政府が設ける緊急雇用対策本部(本部長・鳩山首相)の本部長代行に就く予定で、これらの施策は今月下旬に策定する「緊急雇用創造プログラム」に盛り込まれる見通しだ。