きょうは神戸や松江から、ウメ開花の便りが届きました。 本格的な暖かさにはまだ遠くても、春の訪れを知らせてくれますよね。 気象庁や気象台、測候所では、季節を代表する植物や動物の開花や初見などを観測しています。 「生物季節観測」と呼びます。 毎年決められた種類のデータを観測していくことで、 季節の進み具合を知ることができますよね。 また、過去の動植物の様子と、天気との推移を比べることで、 その変化が分かります。 それを元に予測を立てることで、サクラ前線などにも役立てられます。 サクラのように、データとして有効な平年値を出すためには 「30年の間に8回以上観測」 という条件があります。 ちなみにこの「平年値」というのは、 「(過去30年間を)平均(した)値」ということ。 これは10年ごとに更新されるのですが、 今年は、この30年の期間を、切り替える年なんですね。