説 明 新星の約1,000倍の明るさに達する爆発現象。中性子星の連星または中性子星とブラックホールの連星が合体することによって発生すると考えられていたが、2017年8月17日に40メガパーセク(40 Mpc=1.3億光年)という近距離の銀河NGC4993で、二重中性子星連星が合体してキロノバが発生したことが、重力波と全ての波長の電磁波で観測された(GW170817)。キロノバは、中性子を捕獲するr過程によって鉄より重い元素が造られる場所の一つと考えられていたが、GW170817に伴うキロノバの電磁波観測から、そこで実際に重元素が合成されたことがほぼ確実と考えられるようになった。 すばる望遠鏡 HSC で観測された重力波源 GW170817 (重力波天体が放つ光を初観測) https://youtu.be/99HxonZjoBs