これって鋼鉄の剛性とか降服強度が最大十倍になるのではなくて、耐食性が十倍のように読めます。 元記事には、「ある種の原油は硫化水素など高い腐食性の化学物質が含まれていて、すぐに設備にダメージを与える。新しい技術は、設備の寿命をとても長くすることができる、そしてとても安い。」 といった説明があります。 腐食の影響が少なくなる前提で、肉厚を薄くする、塗装を薄くするといった設計で、多少の軽量化も可能でしょうが、構造材としてのカーボンファイバーとかカーボンナノチューブ辺りが狙う分野とは異なると思われます。ステンレスの置き換えとかひょっとしたら耐食目的のチタンの置き換えといった分野ではないでしょうか。