中学生の頃、実家でマルチーズを飼っていました。成犬を譲渡してもらった犬で、名前は「ルナ」。 あの頃は、行動分析学も知らなかったし、しつけの本を読みあさるってこともなくて、たまたま図書館でみかけたしつけの本に書いてあったことをやってみてました。本に書いてあることを疑うこともないナイーブな少年だったわけです(笑)。 排泄に関しては、失敗したら粗相をしたところに犬の鼻をなすりつけて「ダメ」と叱るという手続きだったと思います。 今ならこれがどれだけ間違っているか、なぜ間違っているかもわかりますが、当時は盲目的にそうしていました。それに昔の日本ではこの方法がある程度一般的だったようですね。30年近く前のことですが。 はるがうちに来る前に、犬のしつけ本をたくさん読みました。ほとんどの本に、こういう昔ながら方法は間違っているとはっきり書いてありました。子犬に対する排泄訓練法は、どの本を読んでもほぼ同じ。
徳島県立阿南支援学校が阿南市立富岡小学校と共同で開発したクラブ活動の時間を活用した支援プログラム『チャレンジクラブ』を実施するためのマニュアルや記録用紙、チェックリストなどの各種資料です。 本研究については第48回日本特殊教育学会にて発表しました。 島宗 理・田中清章・田中敦子・島岡次郎 (2010) 小学校のクラブ活動を活用した特別支援:モデル事業から日常的な支援サービスへの展開 日本特殊教育学会第48回大会 長崎大学、長崎市。 再来週の日本特殊教育学会でも、その後の展開(特に、参加教員の協同体制づくりに関して)が下記のシンポジウムにて紹介されます。 船橋篤彦・奥田健次・田中清章 ・若林上総・喜馬久典 (2011) 特別支援教育における教育現場と研究機関の協働・連携 (2) 〜 教員のパフォーマンス・マネジメントを支える組織づくりに向けて〜 日本特殊教育学会第49回大会 弘前大学、弘
定義 危険や不快な状況、内的な衝動を満足できないときに、自己を守ろうとする、無意識的な手段(『キーワードコレクション心理学』(新曜社), p. 232-235)。 精神分析の用語であり、“心理学の基礎概念”と言えるかどうかは定かではないが、臨床におけるさまざまな具体例は行動分析学から解釈する価値が十分にある。スキナーとフロイトは一見対極にいるように見えるが実はその考え方に共通点が多いという指摘もあるし(Overskeid, 2007)、臨床行動分析(ランメロ・トールネケ, 2009)、弁証法的行動療法など、最近ではこうした領域にも行動分析学的なアプローチが用いられ始めているからだ。 そこで、以下、防衛機制のいくつかの例について、行動分析学的に解釈を試みる。ただし、もちろん、行動分析学では「自己」や「無意識」を“実体”としてとらえるわけではない。たとえば、「抑圧」の解釈をしても、それは「抑
越智先生が取り上げている「論文の紹介(41)「犬は飼い主に似るか」研究と論争・・・」「論文の紹介(42)犬と飼い主はホント、顔が似てるんだよ」シリーズ(?)。実は日本でも研究が行われています。 関西学院大学の中島定彦先生たちのチームによる研究でも,やはり飼い主と飼い犬は(日本でも)似ているという結果。飼っているうちに似てくるのではなく,おそらくは似ている犬を飼うのだろうという解釈です(確か,この研究,JALの機内雑誌で紹介されてました)。 中島先生,2009年のブログ記事では性格の類似性についての展開にもふれていますが,その後,どうなったのかな。こないだNHKの「極める 優木まおみの犬学」見てたらそんなようなことを言っていたような。このテレビ番組は興味深いこと満載だったのでまたいずれ書きます。 自分が中学生だった頃,実家では人からもらったマルチーズを飼ってました。夏になると長い毛が暑苦しそ
Bell Curve: Intelligence and Class Structure in American Life (A Free Press Paperbacks Book) Richard J. Herrnstein Charles Murray Free Press 1996-01-10 売り上げランキング : 59039 Amazonで詳しく見る by G-Tools 米国では心理学の本としてかつてないほど話題になった『The Bell Curve』。パンドラの箱を開けるような内容のため批判や非難が殺到し、結局は誤解や無理解に埋没してしまった感がある。 日本ではまったくと言っていいほど取り上げられなかったようだが、気になって買ってはあった(行動分析学では大御所であるHerrnstein先生がどうしてこのような本を書かれたのかということにも興味があったし)。でも、872ペ
TwitterとFacebookを始めて半年くらいになりますが、だんだんわかってきたこと、自分なりの使い方や感想など。 Twitter ・ちょっとした思いつきや考えたこと、後で引用したくなりそうな情報などをメモっておくのに便利。つまり私用メモ。 ・それならEvernoteでもいいじゃんってことになるが、他の人の役に立つことがたまにでもわかると(リツイートされたり、直接メッセージをもらったり)、私用メモでも公開しておこうという気になる。公開しても損はないし、逆にメモを残すために情報を探したり、いつもより考えたりするようにもなるので、自分にもメリットがあるから。 ・他の人のツイート(タイムライン)はよっぽど暇じゃないと読まない(失礼か!)。 ・Twitterでの議論は難しい(文字数の制限や文脈が残りにくいという点で)。 Facebook ・ほっとくといろんな通知が送られてきてこうるさい。 ・「
実験したのはもう8年くらい前の研究になりますが、投稿して、あちこちでリジェクトされて(^^;)、昨年暮れにようやく受理された論文です。 内容は、小学生のかけ算において、一桁のかけ算(下位行動)と二桁のかけ算(下位行動を含む上位行動)の正確さ(正答率)と流暢性(正反応速度)の相関関係を検討し、さらに国際比較したもの。論文では「elements → compound」と表現していますが、Precision Teachingの人たちが使う「composite → component」と同じです。 正答率のデータだけをみると、日本、台湾、米国の子どもたちのパフォーマンスに有意差がみられないのですが、正反応速度は日本、台湾の子どもたちが米国の子どもたちを凌駕します。さらに、下位行動の正反応速度が高いほど、上位行動の正反応速度も高い(あたり前のようですが)。 “創造性”とか“思考力”の育成と声高に叫ぶ
勉強する予定のあった土曜の朝、iPhoneにメールが届きました。 目標設定のページ数を打ち間違えていたのはご愛嬌。さっそく出張の移動中に読書開始(本当はJ-ABA機関紙編集のため読まなくちゃならない論文もあったんだけど、今日はこっちを優先)。 『本番に強くなる』は飛行機とバスの移動中に読み終えたので、すぐにiPhoneでスタディログ(何時間で何ページ進んだか)を入力。コメントはそのままTwitterにも流れました。 マイページのグラフがどのように表示されるか気になってましたが、残念ながらiPhoneからは確認できず(Flashを使ってるみたいですね)。 それで今日(日曜日)『プライスレス』を読んでからホテルのPCでログを入力したら、マイページのグラフが確認できました。 「勉強時間」が登録した教材ごとに棒グラフで、「目標達成率」は折れ線グラフで表示されます。 う~ん。勉強したぁという実感あり
「学び」は本当ならとても楽しい活動です(大人は子どもによくそう言いますよね)。 でも「学び」続けることは難しい(大人もそれはよくわかっています)。 「学び」が続かないと「勉強ができないから」とか「やる気がないから」と、個人攻撃の罠にはまりがちです。 これは間違い。 「学び」が続きにくいのは、性格や態度や、ましてや“内発的動機づけ”に問題があるからではないのです。 「学び」が続かないのは、勉強行動とは両立しない行動が他にたくさんあって(ゲームしたり、ネットしたり、テレビを見たり、友達と遊んだり、... )、これら勉強以外の行動を強化する随伴性の方が相対的に強いからです。 勉強行動にも強化随伴性を用意すれば「学び」も続くはずです。 「学び」が続けば、これまでわからなかったことがわかるようになり、マスターしたいと思っていたことがマスターできるようになり、読みたかった本が読め、弾きたかった楽器が弾
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