1868(慶応4)年2月に土佐藩兵がフランス水兵と衝突した堺事件で、高知市内にある亡くなった藩兵の顕彰碑が相次いで移設、補修され、23日に除幕式と慰霊祭が行われた。子孫らでつくる「堺事件・土佐の会」は「事件が歴史に埋もれることがないよう顕彰を続けたい」と気持ちを新たにし、弔った。 当時、大阪・堺にフランス水兵が上陸し、警備中の土佐藩兵が銃撃。水兵11人が死亡して国際問題となり、藩兵11人が切腹した。…
![「堺事件」の碑を移設・修復 土佐藩兵の子孫「顕彰続ける」 高知市 | 高知新聞](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/c511b4a85cdd1982d7e2ed01c18b20e4cc47e596/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimages.www.kochinews.co.jp%2Fmedia%2Farticle%2F723632%2Fimages%2Fmain_0d263ad69cefd81c09bce0a705abd6c9.jpg)
国有地の不透明な値引き売却が問われている「森友問題」を巡り、元財務省近畿財務局職員の赤木俊夫さん(享年54)が自殺して3年が過ぎた。妻、雅子さん(50)は公文書の改ざんを強いられた夫の死の真相を求めて、国と佐川宣寿・元国税庁長官を相手に裁判を闘っている。俊夫さんが改ざんの経過をまとめた文書「赤木ファイル」の公開を求めていた雅子さんに対し、国は提訴から1年以上たった今月、ようやくファイルの存在を認めた。真実はどこまで明らかになるのか。雅子さんに話を聞きたいとコンタクトを取ると、雅子さん自ら高知へ来ると返答があった。問題への理解を広めようと全国への旅を始めるという。俊夫さんの素顔や自身の心境を約2時間にわたって語った。 夫の「トッちゃん」と出会ったのは1994年12月。私は地元岡山の高校を卒業し、倉敷市の薬局に勤める23歳でした。職場の先輩が夫と同じ書道教室に通っていて、「あなたにぴったり」と
宙に浮かぶ緑の円すい形、よく見ると…。高知市北秦泉寺の雑木林で、工事現場や交通整理などに使われるパイロンを突き上げるように竹が成長し、「不思議な景色」「これは珍百景」と通行人らを驚かせている。 現場は、県道高知本山線のすぐ脇。毎日、前を通る地元の60代夫婦によると、約2週間前、ガードレール付近に“浮く”パイロンに気付いた。高さは日ごとに増し、「雨が降った翌日は1メートルくらい伸びて…」。 10メートルほどまで伸びた竹は、風が吹くと揺れるものの、パイロンは先端にしっかり引っかかり、落ちる気配はない。70代の近くの男性は「台風の前には取らないかんかもしれんが、なかなか面白い光景。しばらくはこのままで」と笑って見上げていた。(深田恵衣)
高知県立大学(野嶋佐由美学長)が、永国寺キャンパスの図書館が昨春新設される際、旧館よりも建物が小さいため全ての蔵書を引き継げないとして、約3万8千冊に及ぶ図書や雑誌を焼却処分にしていたことが8月16日までに分かった。中には戦前の郷土関係の本をはじめ、現在は古書店でも入手が難しい絶版本、高値で取引されている本が多数含まれている。焼却せずに活用する方策をなぜ取らなかったのか、議論になりそうだ。 新図書館の狭さ理由 同大によると、焼却したのは3万8132冊(単行本や新書などの図書2万5432冊、雑誌1万2700冊)。2014~16年度中に断続的に13回に分けて、業者に委託して高知市の清掃工場に運び込み、司書らが立ち会う下で焼却したという。 焼却した図書2万5432冊のうち、複数冊所蔵している同じ本(複本)を減らしたのが1万8773冊。残りの6659冊は複本がなく、今回の焼却で同大図書館からは完全
高知県出身の地球物理学者、寺田寅彦(1878~1935年)が晩年、弟子に宛てた手紙2通が新たに見つかった。手紙は元東海大教授の伊東彊自(きょうじ)(1908~92年)宛て。寅彦の孫で伊東の義理の娘にあたる女性が2017年5月までに高知県立文学館へ寄贈した書簡9通の中に含まれていた。伊東が執筆した論文への感想などが丁寧につづられ、弟子との親密なやりとりが垣間見える。 伊東は1931年に東京帝国大学理学部を卒業後、航空研究所の寺田寅彦研究室に10カ月在籍。1966年まで気象庁に勤めた後、東海大学理学部教授などを歴任した。寅彦と親交があったのは、1935年に寅彦が亡くなるまでの数年だが、生涯の研究に強く影響を受けたという。 寄贈されたのは、1932年から1935年9月末にかけて書かれた、はがき4通と封書5通。寅彦の長男・東一さんの娘で、伊東家に嫁いだ伊東真里子さん=東京都文京区=が家の片付けをし
■争点が見事に隠れる■ 今選挙注目の「3分の2」とは? 今回の参議院選挙は、憲法改正に前向きな勢力が「3分の2」の議席を確保できるか否かが一大焦点となっている。結果いかんでは戦後政治、人々の暮らしの大きな転換となる。が、この「3分の2」の意味や存在、有権者はどの程度知っているのだろうか。高知新聞記者が2~4日に高知市内で100人に聞くと、全く知らない人は5分の4に当たる83人、知る人17人という結果が出た。 「3分の2」は憲法改正の是非を国民投票にかけるために必要な議席数。自民、公明両党を中心とした改憲派が3分の2以上を確保できれば、憲法改正に向けて改憲案の是非を国民に問うことができる。 では―。「今回の参院選は『3分の2』という数字が注目されています。さて何のことでしょうか?」 記者がこの質問を携えて街を歩いた。 返った答えのほとんどが「?」。「知らない」「さっぱり」「見当もつかない」の
米マイクロソフトが提供するパソコンの基本ソフト(OS)「ウィンドウズ7」などが、利用者に覚えが無いまま最新の「ウィンドウズ10」に更新されたとして、利用者から苦情が相次いでいる。高知県内でもパソコン店などに問い合わせが殺到。日本マイクロソフトの担当者は、31日以内であれば元に戻せると説明している。 マイクロソフトは「ウィンドウズ7」や「ウィンドウズ8・1」の利用者を対象に、「ウィンドウズ10」への更新を7月29日まで無料で提供している。 当初は利用者が予約する方式だったが、5月13日からは利用者ごとにマイクロソフトが更新日を通知し、自動で更新する方法に切り替えた。このため、「許可した覚えが無いのに勝手に変わった」などの混乱が全国の利用者に広がっている。 更新を望まない場合は拒否する操作が必要になるが、通知を消すだけでは拒否できず、自動で更新されてしまう。更新完了後は、ウィンドウズ10
高知のニュース よさこい祭り IT・デジタル・ネット デジタルPLUS 高知新聞からのお知らせ よさこい特集 今年も! チーム紹介、どこよりも詳しく 写真・動画さらに充実―デジタルPLUS 2024.07.09 08:49
旧日本陸軍の荒木貞夫大将ら4人のA級戦犯(いずれも故人)が自らの戦争責任などについて語ったラジオ番組の音源が、このほど見つかった。番組の中で4人は「敗戦はわれわれの責任ではない」「戦争中にあったことをいつまでもグズグズ言うのは間違いだ」などと述べている。番組のプロデューサーだった水野繁さん(92)=奈良市=は高知新聞の取材に「憲法改正を望むなど4人の姿勢は、今の安倍(晋三)内閣に相通じる点がある。国民の置かれていた状況が戦前と同じになっていないか、危惧している」と語った。 【写真】ラジオ番組「マイクの広場 A級戦犯」のプロデューサーを務めた水野繁さん。「民主主義にとって大切なものは何か考えてほしかった」(大阪市北区) 番組は「マイクの広場 A級戦犯」で、約30分間。関東地方をエリアとするラジオ局・文化放送(東京)が1955年に録音し、56年4月に放送した。音源は最近、水野さんが知人から託さ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く