(写真上)登録有形文化財にするよう答申された檜物屋酒造店の旧店蔵(文庫蔵)外観(写真下)仕込蔵内部2階(ともに二本松市教委提供) 国の文化審議会は17日、二本松市の檜物屋酒造店の「旧店蔵(文庫蔵)」「仕込蔵」の2件を登録有形文化財(建造物)にするよう永岡桂子文部科学相に答申した。ともに土蔵造り2階建てで、奥州街道の歴史的景観を形成していることが評価された。登録されれば、県内の登録有形文化財(建造物)は計266件となる。 旧店蔵は1874(明治7)年ごろに建てられた。外部から容易に侵入されないよう作られた奥州街道の枡形(ますがた)に面している。土蔵などに用いられる壁塗りの様式の一つ「海鼠(なまこ)壁」などのほか、内部には現代のシャッターのような「摺上戸(すりあげど)」を残す。 仕込蔵は1930(昭和5)年に建てられた奥行きのある建物で、周囲から見える街道側を寄棟(よせむね)造りの屋根にしてい
![二本松の檜物屋酒造店、国文化財へ 旧店蔵・仕込蔵2件を答申](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/8cfc7caad2a7bb7b6fbca34e4f9c1af3dd522810/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.minyu-net.com%2Fnews%2F230318news7.jpg)