あなたは「心理的安全性おじさん」になっていませんか? ・ ・ ・ 昨日、同僚の田中聡先生が、下記のようなツイートをなさっていました。 ここ数年、これに思い当たる出来事を何度も経験していたので、思わず、僕も、下記のようなコメントを行わせていただきました。 要するに、ここ最近、わたしどもの研究領域でまさに起こっているのは「概念の肥大化」という問題なのだと思います。 概念とは、田中先生がおっしゃるように、複数の現場で起こっていることを括り出した「抽象性の高いもの」です。 社会学者のパーソンズが、かつていみじくも指摘したように、「概念」とは「スポットライト」のようなものです。それを用いて、現場を照らし出すと、これまで「混沌として理解さえできなかった現場の状況」を鮮やかに照らし出し、説明できることができます。だから、概念は「パワフル」です。 しかし、一方「概念」には注意も必要です。 下記のような深刻
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