アトピーゾンビの人生は真っ暗なので蜘蛛の糸が見えない。 蜘蛛の糸を見るためには希望という名の光が必要だ。 希望がないから何も見えない。もしかしたら自分のすぐ近くに蜘蛛の糸が垂れているかもしれないけど、それに気づくことができない。 今までの人生で蜘蛛の糸が垂れてきたことが何度かあったかもしれない。でも気づくことはなかった。 一筋の光がほしい。
![救いの蜘蛛の糸はどこにあるのか](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/b1638cdb5807a4788e4ba3c1109a984166e095fc/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fanond.hatelabo.jp%2Fimages%2Fog-image-1500.gif)
アトピーゾンビウイルスに侵されて24時間痒みや落ちる皮膚のきもさやざらざら肌のきもさにより苦痛を感じる体から抜け出したい。 魂だけで生活したい。浮遊して富裕層になりたい。 肉体が魂を殺しに来ている。このままだと魂が死んでしまう。もしかしたらもう死んでいるのかもしれない。 肉体という名の監獄から脱獄したい。懲役八十年のアトピーゾンビウイルス刑に処されたアトピーゾンビ。 何も悪いことをしてない。僕は無実だ。健常者前科持ちDQNのほうが幸せに生きているなんて理不尽だ。 執行猶予もない。執行猶予くらいほしい。一年でいいから。肉体から与えられる苦痛から解放されたい。
関東のゴミ高校に在学している僕の同級生が次々に童貞学校を卒業していく。 童貞を卒業できずに留年した僕は、彼らの後姿を厭世的な気持ちで眺めていた。 「童貞」という言葉を知ったのは中学の時だ。 教室でクラスメイトのチャラい容姿良男が友達とエロトークをしているのを聞いていた。 「お前童貞?」容姿良男が言った。 「童貞って何?」彼の友人が言った。 「え!? 知らねーの?」 「知らないw」 「セックスしたら卒業できるものだよ」 「へー」 彼らの話を聞いた僕は家に帰ると自分の部屋に直行し、携帯で「童貞」と検索した。 そして知ってしまった。 童貞は馬鹿にされること。 童貞は恥ずかしいこと。 中高生のうちに童貞を卒業しないと後悔すること 中高生と合法的にセックスできるのは中高生のうちだけだということ 二十歳すぎて童貞は人間としてヤバいこと。 まともな人間は十代で童貞を卒業するということ 二十歳すぎて童貞を
性的魅力がある容姿に優れたJK女達が目標に向かってキラキラ輝きながら頑張る青春作品だから嫌いだ。 アニメで描写されないところで、容姿に優れた男との性春を謳歌しているのだろう。他校の男子から告白されているのだろう。 障碍者用のトイレでセックスをしているのだろう。 校舎の裏で容姿に優れた男のものを舐めているのだろう。 体育倉庫でセックスをしているのだろう。 カラオケ店でセックスをしているのだろう。 空き教室でセックスをしているのだろう。 休日は彼氏の部屋で朝までセックスしているのだろう。 アトピーゾンビのような容姿の優れないものを馬鹿にし、見下し、優越感に浸るのだろう。 そしてその楽しくて美しい思い出を持って社会人として活躍するのだろう。 アトピーゾンビがアニメに出てくることはない。 なぜなら容姿が醜いからだ。 ドラマでも映画でもアニメでも小説でも、醜いものは創作物から排除される。 人間は美し
http://www.m-on-music.jp/0000165821/ 読んだ。 要約すると、不細工は中身を変えれば周りにいい人が集まってきて自分に自信がもてるのだという。 ん?星野源が不細工? え? は? あ? 星野源は不細工じゃないだろ。健常者だし声良いし整ってる顔してるよ。こいつはファッション不細工だ。 本当の不細工は拒絶されるからね。第一印象最悪だから恋愛関係に持ち込むこともできないし友情も築けない。 学校で理不尽ないじめにあったり、教室の後ろで陰口をたたかれたりする。 「アトピーゾンビ君ってちょっとやばいよねーw」みたいな感じだ。 あと顔をまじまじと見られて失笑される。 星野源にそういう経験があるようには見えないが?あん? こういう雰囲気イケメンは、女の、「私だけが知ってる彼の良さツボ」を刺激すんだよなー。だから女にもてる。 「自信なさげなところも可愛いよ!」って感じで女の母性
ある女性に告白されたことがある。 彼女は22歳、僕は20歳だった。 その人は良き友人であり、話も趣味も不思議なくらいぴったりと合う。 共通の趣味のイベントで知り合って、LINEを交換し、最初はグループで遊んでいた。 僕はそのグループにいた女の子のことが気になっていたが、その後玉砕した。 その経験を22歳の彼女に話したところ、存外話が弾んで面白い時間を過ごすことになった。 それから2人で映画に行ったり、食事をするように。 そんな日々が1年ほど続いた。 彼女は教養に長けており、色々なことを知っていた。 世間知らずな学生である自分にはそれだけでも刺激的で、彼女と会うことは楽しみだった。 彼女はアトピーらしく、いつもすっぴんだった。 それは少しだけ気になっていた。 食の好みも、趣味も、性格も合う相手。 僕は彼女に惹かれていった、友達として。 「友達だよね」を逃げ言葉のように使っている自分に嫌気がさ
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