第一層、はてなブログ。 そこは奈落への入り口。死者たちが手招く誘蛾灯。 しかし、あくまで入り口であって、奈辺でも底でもない。 だから見た目はまるで天国のようだ。無垢なブロガーたちが、そこで日々を紡いでいる。よろこびを、かなしみを、いかりを、おそれを。 第二層、はてなダイアリー。 あなたはもう手首まで汚泥のなかに突っ込んでしまっている。嫌な感触があり、肚をつく怖気があり、戻るべきだという強烈な欲求に駆られる。 だがもう遅いのだ。あなたはずるずると底へひきこまれていく。 たいていのものはここで正気を失う。みずからの手で心を縊る。 だが、はたして正気でいることが幸せなのだろうか? 泥の底へ落ち込みつつも、凶悪な笑みを浮かべる彼らが狂っていないと誰に保証できる? 第三層、はてなブックマーク。 首まで地獄に浸かってしまった。全身にまとわりつく粘ついた黒い黒い黒いタールのような何か。 kanose が
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