東京の数百名規模の独立系SIで働いている。 主にパッケージソフトの開発とカスタマイズを行っており、私自身は営業を担当している。 昨今の京都でのシステム入札の話を聞いて、ちょっと前に手掛けた話を思い出した。 数年前に取引先の某団体から、その団体の管轄官庁が出している助成金を用いて、システムを導入したいと話が合った。 話を伺ったところ、相見積もりが必要だとのことで、当社に複数社分の見積を用意して欲しい、とのことだ。 当時20代半ばと若かったこともあり、この段階で「ん?」と思ったが、同席した上司は「手配します」と回答していた。 最終的には、某団体の要件定義書(当社のパッケージの機能から逆引きして作成)を当社が作成し、 それに対する当社の見積書、当社の協力会社複数社から名義を借りた見積書をもらって提出、という形になった。 当社は数千万円、協力会社A社は1億円弱、協力会社B社は1億円弱の金額だった。