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ブックマーク / www.megamouth.info (8)

  • 中年IT人材おじさんの平穏 - megamouthの葬列

    IT人材が不足してるんだって。零細Web制作会社で言えば、退職者が残したubuntu12サーバーに眠るRails5アプリをすぐにDDDでマイクロサービスに再構成して、jQuery満載のコードを全て読み下したうえで、フロントエンドReactかなんかのSPAに全部書き換えて、E2Eを含めた自動回帰テストを整備して、ついでにCIも整備して、k8sにデプロイできるようにして、ドキュメントは小まめに残し、職場の心理的安全性を落とさず、飲み会にはかかさず参加、役員との関係も良好で、定期的な勉強会も開いてくれて、それでも残ったプライベートの時間を最新の技術動向やセキュリティ情報の収集に全量突っ込んでくれる、そんなごく当たり前のエンジニアが不足している。ついでに言うと、人類の原罪を一身に贖ってくれるスキルの持ち主も不足しているらしい。多分、我々はもっと求人サイトに金を払うべきなんだろうね。 同業者から、

    中年IT人材おじさんの平穏 - megamouthの葬列
    Ni-nja
    Ni-nja 2022/05/30
    使われ放題の正社員よりそれは業務外なのでやらないorやらせるなら単価あげろ交渉できる傭兵の方が気楽でなあ
  • パラノイアのプログラマと第6感 - megamouthの葬列

    今だから白状すると、昔、運営していたサービスの一般ユーザーのパスワードをハッシュ化(暗号化)せずに平文でDBに保存していたことがある。 言いわけは、幾つかある。 一つは、今では当たり前のようについているパスワードリマインダーの仕組みが当時は一般的ではなかったこと。 ユーザーがパスワードを忘れた、と問い合わせしてきた時に、最も自然な方法はまさに当人が設定した「パスワード」を一言一句違わず登録メールアドレスに送信することだった。あなたのパスワードは○○○です。ああそうそう、そうだったね。こういう感じだ。 当時のユーザーはそれを不審がらなかった。 またサポートコストの問題があった、パスワードの再発行を、そのためのトークンを含んだ長いURLを、大半のユーザーが嫌がっていた。 サポート部門はOutlookExpressに表示された長すぎるURLのリンクが途中で切れててクリックできない、という苦情にい

    パラノイアのプログラマと第6感 - megamouthの葬列
    Ni-nja
    Ni-nja 2020/09/17
    セキュリティは大した予算も割かれない割に「当然のこと」とされてる感があるよなー。ソーシャルハック回避かあんまり専門家が目立ってない分野な気も。金融系の業務システムとか絶対関わりたくない
  • プログラマと出世 - megamouthの葬列

    就職することになって、つまりは私が職業プログラマになって、それを聞き知った叔父が私を訪ねてきた。 「プログラマってのは、若いうちはいいが、長くはできないんだろう?」 リビングの炬燵に潜り込んだ叔父は寒そうに体を震わすと、最初にそう尋ねた。 当時、業界には「プログラマ35歳定年説」というのがあった。 郵便局員をしている叔父が知っていたというのだから、有名な話だったのだろう。 私は訳知り顔で微笑むと、業界1年目のひよっこなりに考えた、この話のカラクリを説明した。 ―――プログラマというのは、システム開発に伴う仕事の中で、単価が最も安い。ようするに給料が一番安いんです。でも、35歳にもなれば、まさか20代と同じ給料というわけにはいかない。35歳相応の給与を貰うためには、プログラマより単価の高い仕事、つまり管理職に「出世」するしかない。つまりプログラマだった人もある時が来ると出世してどこかの管理職

    Ni-nja
    Ni-nja 2020/08/01
    ムシャクシャしてやったではなく随想タグということは体験談ベースなのか
  • 君たちはどう逃げるか - megamouthの葬列

    平成が終わるというのに、暗い話題ばかり目につく。 おおまかに言って、アラフォーは自分たちの老後はどうなるのかと、心配しているし、若い人はそもそも結婚して子供を作れるのかと、疑問に思っているし、年金世代は死ぬまで今の生活を続けられるだろうかと、気が気でない。 世間の憎しみは、この世界を作った政治家や官僚だけでなく、逃げ切ろうとしている社会階層にも向けられつつある。 はじめは、そこそこジョークじみたニュアンスで発せられていた「上級国民」という言葉が、最近では真性の憎悪以外に説明のつかない熱量を帯びて、口々にささやかれ始めているのだ。 もはやこの国で、人生の盤石と安心を確立することは難しくなった。 だからこそ、かつての繁栄と秩序がまだ残っているうちに「逃げ切る」という考え方が、注目され、羨望され、時には嫉妬深く、語られるようになっている。 そういう私も、出来ることなら逃げ出して、海辺でギターを弾

    君たちはどう逃げるか - megamouthの葬列
    Ni-nja
    Ni-nja 2019/04/30
    ”しかし場合によっては、勉強という行為に、隠された逃避と留保のある時があって、かりそめの安心と引き換えに、現実を遠ざけることがある、ということは、覚えておいて欲しいのである。” 名文だ
  • 今年の懺悔、深海へ潜れmegamouth - megamouthの葬列

    というわけで、大して何も思いつかず、なろう小説も完結させず年末となった。 今年を振り返ると、業のほうは呆れるぐらい悠々自適にやった。そういう事をすると仕事が全然来なくなるので、酒ばかりを呑んでいた時期がある。 おかげで今になってすごく忙しいのだが、不思議である。なぜまだ依頼するのか、もしかすると私が酒を呑んでいる間に同業者が消えたのかもしれない。 文章のほうは謎の閉鎖宣言があった。今になって思うと何が嫌になったのか覚えていないのだ。多分、ちょっとスネてみただけだと思う。 そしてまた書き出したらダンプに衝突した。 www.megamouth.info megamouthと言えばクソ社長というぐらいの代名詞になったエントリであるが、ITポエムブログで、閉鎖宣言して、再開して、わかりにくいエントリ書いたら爆発するとか思わないじゃない?消臭スプレーに穴を開けたので、給湯器のお湯で手を洗おう、ぐら

    今年の懺悔、深海へ潜れmegamouth - megamouthの葬列
    Ni-nja
    Ni-nja 2019/03/01
    ”最近文章の手本にしようとしているのは高橋源一郎である。あの滑らかさは当代一であろう。”
  • ズルイ - megamouthの葬列

    つい、身も蓋もない話をしてしまう。 してから、された方が閉口するのを見て、しまった、と思う。 後悔はするが、不思議な爽快感が残っている。多分に性格が悪いのだろう。 零細企業で受託仕事をやっていた頃、元請けの会社に向かう道すがら同僚が言った。 「またITmediaではてなが取り上げられてましたね。自社サービスやってるからですかね」 まだ、はてなのマスコット犬しなもんが健在で、伊藤直也がPerlを書いていた頃の話である。 その時、私は機嫌が良くなかった。多分、向かう先の元請けに嫌味の一つも言われようという道のりであったのだろう。 id:naoyaのキラキラした顔を思い出して、意地悪くなって、身も蓋もない事を言いたくなった。 「社長が京大出だからじゃない?」 高学歴のネットワークというものがある。コネがなくても、大学のブランドがある。キャリアをふってベンチャーをやってるなら、そう悪くもない会社な

    ズルイ - megamouthの葬列
    Ni-nja
    Ni-nja 2019/03/01
    ぐぬぬ(名文でズルい
  • 勉強するとこんな人になりますよ - megamouthの葬列

    axia.co.jp どこかのエントリで呼ばれた気がした。 必要もないのに他人のエントリに乗っかるのは好きではないのだが、たまにはブログっぽいことを書かないと、と思ったので、軽く書く。 ある勉強したプログラマの末路 まず自分の話をしたい。 私は趣味で多数の求人サイトに登録している。 転職エージェントはうるさいので使っていない。 サイトに登録して、経験言語と年数にチェックを入れ、職務経歴書をサニタイズして(なんとこの用語は顧客を特定できないように「無毒化する」という意味で一般的に使われ始めている)掲載しているぐらいである。 ちなみにpaizaでもSランクを持っている。自慢にもならないし、求職活動に役立つわけでもないが、持っている。 こうして、現年収を正直に「200万」と書いておくと、スカウトメールがけっこうやって来るので、それらを暇つぶしに眺めるのである。 Webで年収400万超えるとこって

    勉強するとこんな人になりますよ - megamouthの葬列
    Ni-nja
    Ni-nja 2018/09/08
    勉強をする人=新しい知識、技術を望む人はルーチンで回すことに飽きてしまうんだよな。勉強する人を社員としてずっと雇っていられると思うなんて都合よすぎだし、ほどほどの人で回すのが経営者の役割だよ
  • 弊社から社員が退職しました - megamouthの葬列

    5月末付で、弊社のエンジニア退職することになりました。 彼は私がこの会社の社長を勤めて、初めての新卒採用の社員の一人だっただけに、思い入れも強く、彼の人生が輝かしいものになることを祈念せずにはおれません。 弊社は大手企業様との直接取引の案件が多く、業務系システムからWeb系システムまで、幅広く開発業務を行っております。 弊社は、彼のようなスペシャリストの他、営業、マネージャー、PM、PLなど多彩な人材を抱えており、それぞれの文化が異なっているのを面白く見ておりました。 特に、エンジニアの世界では退職した時にブログ・エントリを書く文化があるそうです。 私はエンジニアではなく経営者ですが、退職エントリを書いてみようと思います。 何をやってもらっていたか Web系システムの開発をお任せしていました。 将来的にはフルスタックエンジニアを目指してもらう為、新卒入社時より、Web系システムの制作チー

    弊社から社員が退職しました - megamouthの葬列
    Ni-nja
    Ni-nja 2018/05/21
    こういうブラックIT小説カクヨムであったりしないのかな。現代の蟹工船的な
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