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ブックマーク / www.keisoshobo.co.jp (10)

  • 現代形而上学入門 柏端 達也著

    1970年代以降に英語圏において活発となり、2000年代から日でも急速に研究・紹介が進んだ現代形而上学。書では存在と非存在、性質といった大テーマをめぐる議論を概観して枠組みを導入しつつ、穴、価値、フィクションといった個別的なトピックを論じることで、現代の形而上学の方法と手触りを直接に体感できるよう工夫されている。 はしがき 第一章 何が存在するのかという問い 1 存在論から始まる問い 2 不在者のリスト 3 意味の問題 4 パラフレーズという手法 5 言語の二重性 6 日常物体と常識形而上学 7 還元・消去・錯誤 8 まとめ 第二章 個物の境界――穴とアキレス草の話 1 個物とは何か 2 穴の問題 3 穴をめぐる諸説 4 アキレス草とアキレス移動 5 消去主義 第三章 性質とは何か、なぜ同じものが複数あるのか 1 性質がなぜ形而上学の問題になるのか 2 クラスと融合体 3 普遍者 4 

    現代形而上学入門 柏端 達也著
    Nihonjin
    Nihonjin 2017/10/18
    柏端達也
  • ポリティクス・イン・タイム ポール・ピアソン著 粕谷 祐子 監訳

    社会科学や政治学の必読文献である、Paul PiersonのPolitics in Time: History, Institutions, and Social Analysisをついに完訳! 歴史はなぜ重要なのかという問いに、社会科学の知見をフルにつかって一般的かつ論理的にこたえていく。経路依存の問題にとりくむうえでは避けて通ることのできない、画期的著作。 ポリティカル・サイエンス・クラシックス 刊行にあたって 日語版への序文 初出一覧 序章 政治を時間のなかにおく 1.2つの研究例 2.社会科学の「歴史への転回」? 3.分析の基盤 第1章 正のフィードバックと経路依存 1.経路依存と正のフィードバック 2.「収穫逓増」と経済学における経路依存論 3.経済から政治へ 4.経路依存と政治学 第2章 タイミングと配列 1.タイミングと結合 2.合理的選択分析における歴史的配列 3.経路依

    ポリティクス・イン・タイム ポール・ピアソン著 粕谷 祐子 監訳
    Nihonjin
    Nihonjin 2016/11/27
    「「収穫逓増」と経済学における経路依存論」
  • 国力と外国貿易の構造 アルバート・ハーシュマン著 飯田敬輔訳

    国力と国富が密接に絡み合っていることを示し、国際政治経済論の礎を築いた名著の全訳。ナチス・ドイツの貿易政策を分析しながら、政治と経済が不可分であるという認識に基づき、純粋な経済学的要因のみから貿易の発達を理解しようとする自由貿易主義に対して交換や貿易はつねに分配の問題をもたらすことを訴える。 ポリティカル・サイエンス・クラシックス 刊行にあたって 増補版への序文 序文 序章 第Ⅰ部 理論的および歴史的側面 第1章 外国貿易と国力との関係をめぐる経済思想 第2章 国力の手段としての外国貿易 1. 外国貿易の2つの効果 2. 外国貿易の影響力効果(第1節) 3. 外国貿易の影響力効果(第2節) 4. 国家社会主義(ナチス)ドイツの貿易手法による例証 5. 国際貿易理論に関する補論 第3章 第一次世界大戦中の「経済的侵略」問題 第4章 復興の諸問題 第Ⅱ部 世界貿易構造に関する3つの統計的研究

    国力と外国貿易の構造 アルバート・ハーシュマン著 飯田敬輔訳
    Nihonjin
    Nihonjin 2016/11/27
    「ナチス・ドイツの貿易政策を分析しながら、政治と経済が不可分であるという認識に基づき」/アルバート・O・ハーシュマン
  • 自民党政権の予算編成 ジョン・C.キャンベル著 真渕 勝訳

    の予算編成をめぐる政治を解き明かした古典が、新たな訳でついに刊行! 官僚や政治家へのインタビューなどを素材に、だれがどのような観点に立って予算編成に参画しているのか、丁寧に分析する。いまも日政治を制し、民主党の事業仕分けさえ支配した「予算の優位」の原理を活写する、日政治の必読文献。 【電子書籍あり】 紀伊國屋書店 Kindle ポリティカル・サイエンス・クラシックス 刊行にあたって 訳者はしがき 日語版新訳へのはしがき 第1章 はじめに 1-1 テーマ 1-2 アプローチ 1-3 概観 第2章 省庁 2-1 概算要求の作成 2-2 戦略 2-3 結論 第3章 大蔵省:ミクロの予算編成 3-1 機構と人員 3-2 計算 3-3 結論 第4章 大蔵省:マクロの予算編成 4-1 意思決定 4-2 統合 4-3 戦略 4-4 結論 第5章 自由民主党 5-1 陣笠議員 5-2 政務調査

    自民党政権の予算編成 ジョン・C.キャンベル著 真渕 勝訳
    Nihonjin
    Nihonjin 2016/11/27
    政治 行政
  • 存在しないものに向かって グレアム・プリースト著 久木田 水生訳 藤川 直也訳

    哲学的に異端とされ、ラッセルとクワインによって息の根を止められたと考えられていた「マイノング主義」。信念や崇拝などの志向的状態がサンタクロースやゼウスといった存在しない対象についてのものでありうるとするこの立場を、書では論理的・説得的に理論づけ、志向性の問題に明確な解答を与える。新マイノング主義の最重要文献。 6章が面白かったです。(女性 33才 公務員臨職) 日語版へのはしがき はしがき 第I部 志向性の意味論 第1章 志向性演算子 1.1 序:志向性 1.2 演算子と述語 1.3 世界意味論 1.4 非存在主義:その概略 1.5 可能世界と不可能世界 1.6 否定 1.7 開世界 1.8 結論 1.9 テクニカルな付録 第2章 同一性 2.1 序:同一性と志向性 2.2 同一性を付け加える 2.3 逆説家エウブリデス 2.4 フードを被った男のパラドクス 2.5 記述と固定指示子

    存在しないものに向かって グレアム・プリースト著 久木田 水生訳 藤川 直也訳
    Nihonjin
    Nihonjin 2012/05/30
    「6章が面白かったです」と言う「女性 33才 公務員臨職」は存在しない。
  • 批判法学の構図 船越資晶著

    法学は革新できるのか。「正しさ」に囚われ硬直化した法的思考では、ポストモダンの社会に対応できず、グローバル化したアメリカ法にも抵抗できない。ハート・ドゥオーキン論争を出発点に、フーコー・ローティ・ムフらとの対話を通じて、法と社会 について語り直す。邦初、批判法学についての体系的研究書。 はしがき 序章 法実践の破壊者か守護者か 第一章 政策的議論としての法的議論──法的思考の記号学 はじめに 第一節 内在主義的転回 第二節 法実証主義批判 第三節 法的思考の考古学 第四節 二系列の私法解釈論 第五節 整合性理論批判 第六節 法的思考の記号学 第七節 若干の考察 おわりに 第二章 戦略的作業としての法的推論──法的思考の現象学 はじめに 第一節 場の理論──戦略 第二節 通俗心理学──メタ戦略 第三節 若干の考察 おわりに 第三章 法学におけるポストモダンの条件──法的思考の系譜学 はじめ

    批判法学の構図 船越資晶著
  • 哲学者マキァヴェッリについて レオ・シュトラウス著 飯島 昇藏 訳 厚見恵一郎訳 村田玲訳

    「悪の教師」と呼ばれるマキァヴェッリ。しかし、彼は単純な「マキァヴェッリズム」の男ではなかった。聖書の神への信仰を拒絶し、「哲学的ではあるがもはやギリシア的ではない一種の思想」すなわち近代哲学を発見するさまを描く。われわれはみな、マキァヴェッリの子どもたちなのだ。 目次 日語版への序文 ネイサン・タルコフ 序文 序論 第Ⅰ章 マキァヴェッリの教えの2重の性格 第Ⅱ章 マキァヴェッリの意図:『君主論』 第Ⅲ章 マキァヴェッリの意図:『ディスコルシ』 第Ⅳ章 マキァヴェッリの教え 注 訳者解説 索引

    哲学者マキァヴェッリについて レオ・シュトラウス著 飯島 昇藏 訳 厚見恵一郎訳 村田玲訳
  • 「男らしさ」の快楽 宮台真司編 辻 泉編 岡井崇之編

    ファッション、格闘技、ラグビー、ホストクラブ、性風俗、オーディオマニア、鉄道ファン、ロック音楽などの事例を取り上げ、楽しさの実態を内在的かつ詳細に記述しながら、「男らしさ」をとらえ直す。従来、家庭や労働における性別役割分業論を中心に否定しつくされてきた「男らしさ」に、肯定面をも含み込んだ現実的な方途を探る。 まえがき 第I部 「男らしさ」のとらえ方 第一章 「男らしさ」への三次元アプローチ──楽しい「男らしさ」の社会学へ[辻泉] 1 楽しい「男らしさ」の社会学へ 2 「男らしさ」への三次元アプローチ 3 書の構成 第二章 「男らしさ」はどうとらえられてきたのか──「脱鎧論」を超えて[岡井崇之] 1 なぜ、それでも「男らしく」ありたいのか 2 マスキュリニティ研究が提起するもの 3 日のポピュラー文化研究と「男性性」 4 快楽の内在的な探究へ 第II部 自己=身体性──男たちの自己鍛錬

    Nihonjin
    Nihonjin 2012/05/09
    「第七章 「エッチごっこ」に向かう男たち──性風俗利用における「対人感度」[多田良子]」「第九章 なぜ鉄道は「男のロマン」になったのか──「少年の理想主義」の行方[辻泉]」
  • 断片化する理性 S.P.スティッチ著 薄井尚樹 訳

    認識論では伝統的に真理や合理性を重視し、知識とは「真なる正当化された信念」であると位置づけてきた。書はこの定義を根から否定し、認識の目標は多様であり、そうした多様な目標にどれだけ役立っているかを評価軸とするプラグマティックな認識論を提唱する。分析哲学の古典的テーゼに無効を宣告した、現代哲学の最重要文献。 謝辞 第一章 「まえがき」以上「序論」以下 1-1 認識論の三つの伝統的なプロジェクト 1-2 つながりを見出すこと──推論の心理学、探究の評価、志向的内容の分析 1-3 認識論的評価の理論を求めて──地ならし 1-4 認識論的プラグマティズム 第二章 うまい推論と志向的内容──われわれはどれほど不合理でありうるのか 2-1 クワインの論証とその敷衍 2-2 最小合理性の論拠 2-3 なぜ志向的記述は合理性を前提するのか 2-4 不合理性の限界を支持する論証と、そういった限界が興味深い

    断片化する理性 S.P.スティッチ著 薄井尚樹 訳
  • 法解釈の正解 - 株式会社 勁草書房

    Nihonjin
    Nihonjin 2011/06/01
    「法解釈には正解がある。法律家が自明視している前提を明らかにし」/新しい分野を学ぶときに困るのが、「暗黙の前提」。なのに、下手な喩えを使うのが「わかりやすさ」だと勘違いする人が多いので、とても厄介。
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