各所でプログラマー不足が叫ばれる昨今。にもかかわらず、企業で働くエンジニアの中には、勤め先の要請によって「開発業務(コーディング業務)」から身を引かねばならない人も少なくない。なぜ、このような矛盾が生まれるのか。エンジニアが「好きな開発」と「キャリア形成」をうまく両立させる方法はないのか?データ分析と著名人対談を通じて考える。 「論よりコードを」、「許可を求めるな謝罪せよ」、「アイデアを思いついたら、まず自分自身でビルドせよ」。 こうしたプログラミング界隈の名言が示すのは、エンジニアたるもの「コードを書くこと」で存在証明をしていこうという基本姿勢だ。約3年前、Rubyの生みの親であるまつもとゆきひろ氏に弊誌が取材した時も、「あくまで持論だが」と前置きをした上でこのような名言を残してくれた。 【人はコード書きから離れては生きていけない】 この言葉に共感する若手プログラマーは多いのではないだろ