(図録▽中卒・高卒・大卒別の3年以内離職率より) 三角のマーカー付きの赤線が大卒です。こうして見てみると、データがある1987年から変わらず大卒の離職率30〜35%で推移しています。 ベストセラー本の影響か、最近になって若者の離職率が上がっているのかと勘違いしていましたが、数字だけ見ると「若者は昔から3年で辞めていた」んですね。 社会問題のように見えるのは中卒・高卒の方々の離職率の高さ。 下図はやや古いデータではありますが、さらに詳しく見てみると、中卒の方は1年目で40〜50%の人が辞めていることが分かります(平成15年版 国民生活白書、最近のデータはこちら)。 「仕事への執着心が低い若年」? 国民生活白書では「仕事への執着心が低い若年」という見出しがありますが、ジョブホッパー的に会社を辞めている僕としては、何だか軽く違和感を覚えます。 仕事への執着心が低く見えるのはあくまで結果で、実は「