前編はこちら LINEのデータプラットフォームの課題 三枝慶寛氏(以下、三枝):みなさん、こんにちは。私はインフラ部門でエンジニアリングマネージャーをしている三枝といいます。私のほうからは、データプラットフォーム、そしてインフラについて、取り組み事例をみなさんにお伝えしていきたいと思います。 まず最初にデータプラットフォームです。LINEでは効率的にデータを活用するために、セルフサービスでできるデータプラットフォームを目指しています。 データの活用方法はさまざまで、例えばプロダクトマネージャーであればA/Bテストの結果がすぐほしいでしょうし、マーケターは効果測定の結果をすぐ知りたい。インフラエンジニアは大量のメトリクスの中から障害につながるようなデータを見つけたり、いろいろなニーズがあります。それぞれのやりたいことが今すぐ始められる。そんなデータを自ら取得できる。これをSelf-Servi