【ニューヨーク=小谷野太郎】インターネット検索サービス最大手の米グーグルは8日、レストランガイドなどを発行する米ザガットサーベイを買収したと発表した。 グーグルが提供する検索機能や地図情報と組み合わせ、地域別の情報配信サービスを強化する。 買収額は公表していないが、ザガット社が2008年に売却を検討した際には2億ドル(約155億円)以上の資産価値があるとされた。グーグル幹部は声明で、「利用者が世界中で特別な体験ができる場を見つける土台になる」と述べた。 ザガット夫妻が1979年に設立したザガット社は、飲食店の味や内装、サービス、料金などを評価したのが始まりで、現在は世界100都市以上で、レストランやホテル、バーなど13の業態別に評価ガイドを発行している。