平衡熱力学の範疇では平衡状態における状態量だけが定義されていると思います。例えば温度はその一つです。しかし現実には平衡な系は存在し得ないはずで、にもかかわらず温度計で温度を測ることができているように見えます。 ここで(いくつか)疑問なのですが、(一般の、ないし広いクラスの)非平衡系に温度の定義を拡張できるのでしょうか? また、非平衡系から測定できる「温度」は(具体的には温度計の設計に依存しますが)何を測っていると言えるのでしょうか? 例えば、連続ないし滑らかな温度場が定義できるようなわずかに非平衡な系であれば平衡系とみなして良いと思いますが、そうでない致命的に非平衡な系(どんな系か想像できていません)の「温度」を測ることはできるのでしょうか? そもそも「温度」というのは何かというのを考え始めると難しい問題に行き着きます。一応10年近くこの問題に関連する問題を考えてきた一研究者として、非平衡
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