「バーフバリ」シリーズのS・S・ラージャマウリが監督を務める「RRR」。日本では、これまで公開されたインド映画の興行記録を24年ぶりに更新した。 ヒット作の裏側を関係者に取材する本企画。今回は「RRR」の配給会社であるツインの宣伝部・松本作にインタビューを実施した。初めて本作を観たときから“ヒットする予感”がしていたという松本。ヒット実現に至るまでに行った宣伝施策や、「RRR」の魅力を語ってもらった。 取材・文 / 尾崎南 字幕がなくても画力だけで楽しめる──本日はよろしくお願いします。松本さんの経歴について教えていただきたいのですが、これまでも映画関係のお仕事をされていたのでしょうか。 そうですね。宣伝会社から配給会社のほうに移って、角川エンタテインメントやCJ Entertainment Japanに勤めていました。これまで担当してきた作品だと、韓国映画「王になった男」のヒットが印象に