自作PCに回帰する!? 「Devil's Canyon」と「Pentium 20周年モデル」からわかるIntelのプロセッサ戦略 Text by 笠原一輝デジタルと言えば、すっかりモバイル一色の昨今、自作PC派の肩身は益々狭くなるばかりだが、そうした状況も段々と変わりつつある。これまでモバイルへの傾倒を強めていたコンポーネントベンダが、自作PC市場への取り組みを強化しているからだ。そのキーワードは2つ。1つは“ゲーミングPC”であり、もう1つが“オーバークロッキング”だ。 そうした市場の新しいトレンドを象徴しているのがIntelがリリースした2つのデスクトップPC向けプロセッサである。それが開発コードネーム“Devil's Canyon”(デビルズキャニオン)で知られる第4世代Coreプロセッサ 4790Kと、Pentium Anniversary Editionだ。前者はHaswell