先日、生きていくには辛すぎる地獄のような場所の1つにランクインしていた、極寒地獄のオイミャコン村についてもうすこし詳しく紹介しよう。 ロシア、東シベリアのサハ共和国にあるオイミャコン村は、北極圏のわずかに南に位置しており、世界で最も寒い定住地と言われている。一年の半分以上が冬でその気温はマイナス50℃を下回ることも度々だ。1924年2月6日、当時ソ連だったオイミャコンの気象観測所が、マイナス71℃というとてつもない気温を記録した(ただし測定法には議論がある)。 写真家のアモス・チャップルは、北半球でもっとも厳寒な地とはどんなものなのかに興味を持ち、2012年の冬、オイミャコン村に出かけた、その様子をフィルムに収めた。