自宅から会社に到着するまでの約1時間半、私はその間連日のように便意と戦っていた 大半の場合は無事会社に到着し会社のトイレで排便を済ませることで決着する ただ月に何日かは、いつまでたっても空かない駅のトイレで震えながらひたすら耐えるという地獄の戦いを強いられていた さすがにいい歳をした大人なので漏らしたことは一度もない ただ便所に入るとパンツに染みが出来ていたことは何度もある こんな不毛な戦いに終止符を打つアイテムを私は手に入れた そうジップロックである 私の通勤カバンの中にはジップロックとポケットティッシュが常に入っている 駅のトイレで並んでいるうちに限界を迎えたときには、一番端の掃除用具入れ個室に入りそこでジップロックに排便してしまうのである 電車内での使用は想定していないが、万が一電車内で限界を迎えた場合には「すいません退避願います、退避願います」と周囲に警告したうえで ズボンとパンツ