第17回 首都圏におけるEMの水質浄化活動の意義 :市ヶ谷濠①ハシビロガモ、キンクロハジロ 第15回と16回の2回にわたってEMで甦った東京の日本橋川の状況を紹介したが、下水処理場等でEMを活用すると、東京港はもとより東京湾をきれいで豊な海にすることも比較的簡単なことといえる。本件については次回の「甦った三河湾」の紹介の際に説明する予定であるが、現在、日本橋川や神田川を浄化しているボランティア活動はその上流にある外濠の浄化にも取り組んでいる。 :市ヶ谷濠②プランクトンを食べるハシビロガモ 日本橋川や神田川のように目を見張る成果は認められていないが透視度も格段によくなり、悪臭は完全に消え、積層するアオコは消失し、ヘドロも徐々に減少し始めている。この差異は投入されたEM活性液の絶対量やEMダンゴの数の違いによるものである。試験的に行われた赤坂の弁慶濠はすでにシジミやドロ貝も復活し、魚の種類も大