足利市は、北に日光の男体山、西に赤城山を望み、市の中央に渡良瀬の清流が流れ、フランシスコ・ザビエルが「日本最大の有名な学校」として世界に紹介した足利学校や、尊氏の史跡など、多くの重要文化財を持ち、古来から織物と文化の町として、歴史の面影を残す美しい町である。 この足利市で6年前、EMを知った有志が、市長、市幹部と懇談を始め、商工会議所の肝いりで「足利EM普及探偵団」が発足。地元の主婦や家庭菜園の愛好者が結集、市もゴミ容器を助成することとなり、平成9年には商工会議所内に専従スタッフ「リサイクル研」が発足した。 以来、授産施設によるEMボカシの製造・販売、市内の全小中学校のケナフ栽培(環境学習)、地元企業のEM活用など、沖縄で開催された「EMフェスタ99」のポスターセッションで中庭氏が発表した、リサイクル都市を目指す「足利まちづくりEM大作戦」は、普及拡大とともに着実に進んでいる。 中庭