自動販売機の釣り銭口を燃やすなどして現金を盗んだとして、警視庁少年事件課は窃盗容疑で、いずれも東京都八王子市に住む14~15歳の中学3年の男子生徒3人を逮捕した。同課によると、いずれも容疑を認め、「小遣いがほしかった」と供述している。 同市内では1~8月、自販機の釣り銭口が燃やされ、現金が盗まれる被害が約40件相次いでいる。男子生徒らは約15件の犯行を認めているといい、同課は複数の少年グループが関与しているとみている。 逮捕容疑は3月、同市内で、自販機の釣り銭口に油を含んだトイレットペーパーを置いて火を付け、内部の釣り銭容器を溶かし、落ちてきた現金約3千円を盗んだなどとしている。 業界団体の清涼飲料水自販機協会によると、自販機窃盗の被害は平成11年の約22万件をピークに減少を続け、24年には約2万2千件だったが、釣り銭口を溶かす手口が目立つという。 23年7月には埼玉県内で同様の手口で自販