「片思いの子に振られたので短歌を見せて感想もらった」的なブログのタイトルを見たとき、めちゃくちゃ心臓が痛くなった。最悪だ。あのときの気持ちをめちゃくちゃ思い出した 俺もすごく似た経験があるからな。正直これも書きたくない、恥ずかしいし 同じといっても、彼と俺とでは年季が違う。なんと15年もだ 忘れもしない、17歳のときだ。相手は小学校、中学校とクラスは違えどずっと同じ女の子だった 「ずっと好きだった。付き合ってください」 「ムリ」 一瞬だった 彼女は一見飄々としていて、人を簡単に切り捨てることもあれば妙に情熱いところもあった。彼女のそういう矛盾までもが大好きだった。なんせ小学生のときからずっと好きだったんだから 振られて次の日に俺は何を思ったのか、彼女へのラブレターを書き始めた ひたすら彼女への思いと世間話を書き綴った。もし今の俺が見たら俺の顔は核爆発を起こすであろう 手紙用紙5枚分位を毎日