11日付米ウォールストリート・ジャーナル紙電子版に、「日本兵が中国人捕虜を脅している」という写真が掲載されている。しかしこれらは、捏造とされている写真である。 この写真は、"A Dangerous Rift Between China and Japan(中国と日本の間の危険な亀裂)"という見出しで書かれた外部識者の論考の参考として、"Tangled Histories(もつれた歴史)"と題された8枚の写真のうちの2枚だ。 まず、「日本兵が中国人捕虜を日本刀で脅している」と紹介されている写真は、『南京事件「証拠写真」を検証する』(東中野修道ほか、草思社刊)の中で捏造であると検証されている。この写真は至近距離から撮影されたものだが、日本軍は公開処刑を行っていなかったため、撮影許可が出たとは考えにくい。したがって、中国軍の様子か、演出された場面を撮影したものの可能性が高いという。 また、兵士が