アプリケーションやプログラムのパフォーマンスが思うように上がらない場合、ハードディスクへのファイルIOがパフォーマンスのボトルネックになっているケースが多々あります。ここでは、そのようなケースに対して有効なチューニング方法の一つ、LinuxのRAMディスク(/dev/shm)を用いたパフォーマンスチューニングについて紹介します。 RAMディスクとは、メモリの一部の領域を「仮想的なハードディスク」として割り当てて利用するものです。Linuxには標準でtmpfs(/dev/shm)というRAMディスクの仕組みが組み込まれており、簡単にRAMディスクの領域の作成して利用することができます。 RAMディスクのIO性能は、「CPUがメモリにアクセスするスピード」から「ファイルシステム制御のオーバーヘッド分」を引いた性能になります。RAMディスクを利用することで、ハードディスクではとても到達できないレ