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  • アンドリュー・ヘイ監督が語る『異人たち』。クィアたちの孤独の共振が、つながりを生む | NiEW(ニュー)

    アンドリュー・ヘイは、つねに人間が抱える孤独を親密なタッチで描いてきた映画作家である。結婚45年を迎え、ふとしたきっかけから夫に不信感を募らせていくを細やかな心理描写で見つめた『さざなみ』(2015年)。親を亡くし、ひとりぼっちになった少年が1頭の馬とともに荒野をさまよう姿に寄り添った『荒野にて』(2017年)。「ひとり」であることが、そこでは観る者の感覚と共鳴するように映し出される。 そんなヘイの新作映画『異人たち』は、なんと日の名脚家・山田太一が1987年に発表した小説『異人たちとの夏』の映画化だ。日では大林宣彦監督による1988年の作品があるので、映画化は今回が2度目となる。1人で暮らす中年の脚家の男が、幼い頃に亡くした両親と再会するという基的な設定や物語の流れは踏襲されているが、舞台はイギリスに、時代は現代に、そして主人公のセクシュアリティーはゲイに変更されている。 こ

    アンドリュー・ヘイ監督が語る『異人たち』。クィアたちの孤独の共振が、つながりを生む | NiEW(ニュー)
    Ottilie
    Ottilie 2024/05/01
    "それが一度起こると、私たちの中にずっと残っていくのです。時代は変わったとしても、私たちの中に記憶は残っていく"
  • 『aftersun/アフターサン』思い出と今が、あの名曲で交錯する | NiEW(ニュー)

    1990年代末を舞台に、父と娘のひと夏のバカンスを描いた映画『aftersun/アフターサン』。見る者に鮮烈なノスタルジアを喚起する作は、それでいて、懐古趣味とは程遠い、極めて鋭利な質感をたたえている。 音楽ディレクター / 評論家の柴崎祐二は、その背景に、サウンドデザインや音響操作の巧みさがあると指摘する。映画の中のポップミュージックを読み解く連載「その選曲が、映画をつくる」、第2回。 ※記事には映画編の内容に関する記述が含まれます。あらかじめご了承下さい。 監督の自伝的な「記憶の映画」 1990年代末。私(新人子役フランキー・コリオ演じるソフィ)が11歳の頃、普段は離れて暮らす父(ポール・メスカル演じるカルム)とともに過ごしたバカンス。あの夏の光景、匂い、温度、風の、水の感触―― 1987年スコットランド生まれの新人監督シャーロット・ウェルズが自伝的な要素を折り込みながら作り上げ

    『aftersun/アフターサン』思い出と今が、あの名曲で交錯する | NiEW(ニュー)
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