最大の指定暴力団・山口組で組織分裂の動きがあり、警察と政府は大規模な抗争に発展する恐れもあるとして警戒を強めている。映画などから“YAKUZA”の存在が広く知られる海外でも、複数のメディアでこの話題が詳しく報じられている。英ガーディアン紙は、その経済的影響力や組織拡大力の強さから、山口組を米スーパーマーケット・チェーンにたとえ、「暗黒街のウォルマート」と表現。内部抗争勃発の動きについて「これまでで最も激しい対立になると見られている」と報じている。 ◆関西派閥が傘下から離脱か 山口組は神戸市に本拠を置く構成員・準構成員数2万3000人余りの巨大組織だ。米フォーチュン誌は昨年、世界でダントツの800億ドルの収益を上げたとし、「世界の組織犯罪グループトップ5」の1位に挙げた。これに従えば、日本メディアは山口組を「国内最大の指定暴力団」と表現することが多いが、海外視点では「世界最大の犯罪組織」とい
![「世界最大の犯罪組織」山口組の分裂危機に海外も注目 “出自のタブー”にも言及](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/811185d18a01f9831f6f440dfd640b4dd37c958e/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn-newsphere.jp%2Fwp-content%2Fuploads%2F2015%2F08%2Fyakuza.jpg)