香港(CNN) 中国で広がった新型コロナウイルスのデルタ変異株による感染拡大が、このところ収束の兆しを見せている。国営メディアは、厳格な「感染ゼロ」政策の成果だと主張している。 中国では先月20日に南京市でクラスター(感染者集団)が見つかり、まもなくデルタ株による感染が数十都市に拡大した。 中国当局は流行を認めるとただちに行動を起こした。多くの主要都市に仮設の検査機関を置き、住民の一斉検査を実施した。流行地域のひとつ、江蘇省揚州市ではこれまでに7回、一斉検査を繰り返している。 感染者の出た地域はただちにロックダウン(都市封鎖)の対象となり、住民は緊急の場合を除いて外出を禁止された。移動も制限され、都市間を行き来した人には追加の検査や強制隔離が課された。 同時に全国でワクチン接種も加速。国家衛生健康委員会(NHC)によると、国内でこれまでに接種されたワクチンは18億回分を超えた。 中国の感染
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