強度はこんにゃくの500倍、98%「水」でできた新材料(2) 2010年6月 9日 環境サイエンス・テクノロジー コメント: トラックバック (0) フィード環境サイエンス・テクノロジー 2/4 何本もの「指」が粘土の粒子を強力に結びつける ──このアクアマテリアルは、どういう仕組みになっているのでしょうか? アクアマテリアルには、「粘土」「ASAP」「G3 Binder」という3つのキー要素があります。順を追ってお話ししましょう。 まず、アクアマテリアルで使っている粘土は、白い粉末状の工業用ドライ粘土です。粘土の粒子は直径が25nm(ナノメートル。1nm=100万分の1mm)、厚さ0.5nmの円盤状をしています。 円盤の上下面はマイナスの電荷、縁はプラスの電荷を持っており、そのため粒子同士は固く結びついており、水中に入れてもほどけません。粘土を水に入れても濁ったままなのはそのせいです。