男性の2人に1人が「男性は仕事をして家計を支えるべきだ」と答えている 男性なら、働いて結婚し、女性を養うべきだ。 そういう無意識の思い込みは、ないだろうか。 政府の調査では、男性の2人に1人が「男性は仕事をして家計を支えるべきだ」と答えている。だが、誰もがそれを実現できるわけではない。30代男性の年収の中央値は正社員でも450万円 。非正規になればさらに下がる。そしてこの世には「どんな事情があろうとも、男たるもの働け」というプレッシャーがある。 そのプレッシャーが生んだ、悲劇の話をしよう。 幼少期から変わり者扱い。父親はDV、中学時代はいじめのターゲットに―― 荒川さんの幼少期について教えてください。 「小学校の頃は、ちょっと変わり者という感じの子どもでしたね。それでも小学校時代は何か親しんでもらえていたようですが、中学生になると変な奴って思われて、いじめられるようになりました。