2007年12月27日、パキスタンのラワルピンディ(Rawalpindi)で選挙集会を行う、自爆攻撃直前のベナジル・ブット(Benazir Bhutto)元首相。(c)AFP/Aamir QURESHI 【12月29日 AFP】(一部更新)パキスタン内務省は28日、前日死亡したベナジル・ブット(Benazir Bhutto)元首相の死因について、自爆テロ発生時に伏せようとした際、車両のサンルーフに頭をぶつけたことによるものとし、銃弾や爆弾の破片は遺体から発見されなかったと発表した。 同省のBrigadier Javed Cheema報道官によると、車から身を乗り出して支持者らに手を振っていたブット元首相は、自爆テロ発生時、車内に身を隠そうとした際にサンルーフのレバーに右耳付近をぶつけて頭蓋骨を損傷し、それが原因となって死亡した。自爆テロ犯はブット元首相に向けて発砲したが、弾はそれたという。