一昨日の記事『検証!小泉改革は成功?それとも失敗?』で小泉改革を支持する人たちがその根拠として『小泉政権誕生の2年後から株価が上がった』と言うので、それはアメリカの景気が日本より先に回復したから日本の景気もよくなったのであって、小泉改革のおかげではないと書いたつもりだ。しかし、読み返してみるとどうも歯切れが悪い。それでその記事にコメントをいただいたYUUYAさんの問いかけに答える意味でも、補足説明をしたいと思う。YUUYAさんの問いかけは、「小泉政策を支持する人の論旨は 《日経平均株価の上昇(2004~2006)》 《(純)債務残高が2005年を境に平坦化した》の2点で、これらは改革の成果ではないことを示したい」というものだった。先日は財政状態については触れていないので、それも踏まえて説明したい。 一昨日の記事で取り上げた辛坊治郎氏の『日本経済の真実 ある日、この国は破産します』の中で、”