許可なく家庭用ゲーム機「Wii(ウィー)」などで宿泊客に遊ばせていたとして、生田署は11日、著作権法違反(上映権侵害)の疑いで、神戸市中央区古湊通のホテル「スイング」を捜索した。ゲーム機を使ったホテルが上映権侵害容疑で捜索を受けるのは兵庫県内初という。 捜索容疑は、昨年9月9日から11月25日にかけて「ウィー」のゲームソフト「マリオカート」や、「プレイステーション3」の「バイオハザード5」など計4つのゲームソフトを、任天堂など著作権者の許可を得ずに、計5人の宿泊客に貸し出し、テレビで上映した疑い。 ホテルは宿泊客に対し、無料でゲーム機を貸し出すサービスを行っていたといい、昨年8月末、同署が偽装ラブホテルの立ち入り調査を実施した際に発覚した。 この日は午前10時過ぎから捜査員10人が段ボールを抱えてホテルに入り、家庭用ゲーム機とゲームソフトなどを押収した。 (2011/01/11 14:45