印刷 高速増殖原型炉「もんじゅ」=福井県敦賀市 高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)について、会計検査院は14日、日本原子力研究開発機構が公表してきた研究開発費に関連施設の事業費や人件費などが含まれていないと指摘した。費用の規模全体を把握するのに適切でないとして、機構に開示方法の改善を求めている。 機構が公表している額は2010年度までに9265億円。しかし、検査院の指摘に従うと総額1兆810億円に膨らむ。 ナトリウム漏れ事故(1995年)で運転を停止したもんじゅが昨年5月、試験運転を再開したことを受け、開示内容を検査した。すると機構はもんじゅの建設費と運転・維持管理費を公表していたが、多くの経費が公表から漏れていた。 続きは朝日新聞デジタルでご覧いただけます関連リンク高速増殖炉研究予算、7割減へ 文科省が方針(9/27)