パレスチナ自治区ガザ地区では、イスラム教にとって神聖な断食月・ラマダンが始まりましたが、戦闘休止の見通しは立っておらず、イスラエル軍による攻撃が続いています。 ガザ地区では、イスラム教の断食月・ラマダンが始まった11日にかけてもイスラエル軍による攻撃が続き、地元メディアによりますと、空爆により北部で16人が死亡したということです。 アメリカなどが目指していたラマダン前の戦闘休止は実現せず、ロイター通信は、仲介役のエジプトがラマダン中も交渉を再開するよう、イスラエルやハマスなどと接触したと伝えています。 ただ、ラマダン期間中はイスラム教徒の宗教心が高まることから、各地で激しい衝突が起こる可能性もあり、緊張が高まっています。 こうした中、国連のグテーレス事務総長は11日、改めて停戦を呼びかけました。 グテーレス事務総長 「世界の目が、歴史の目が見ている。目をそらすことはできない。防げるはずの死