◆従来の「窓際族」とは異なる若手の社内ニートが増加中!? 内閣府の最新の調査によると、今年9月時点で最大465万人、全雇用者の8.5%が「雇用保蔵」、つまり社内ニートにあたると推計されている(グラフ参照:https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=172413)。人材コンサルタントの常見陽平氏によれば、これはいわゆる「窓際族」だけを指すのではなく、近年は若手社員にも増えている現象だという。 「まず、20代で社内ニートが増えた大きな原因のひとつは『企業側に社員を育てる余裕がなくなった』こと。昔ならば、入社した社員には一から十まで教えるのが基本でした。しかし近年では、企業は人材を採用しても、育てるまでの時間も余裕もない。即戦力採用、OJTなどと言えば聞こえがいいですが、仕事を“独習”できる人以外にとっては実質“放置”でしかなく、結果、いつまでも仕事をもらえないとい