電子機器や機械的な構造を持つ製品のモデリングでは、回路基板やモーターなどの主要部品を包んで保護するためのケースやハウジングが必要になります。 今回は、ケースの造形に必須となるタッピングネジを使った機械的接合が3Dプリンタの造形物でも対応できるのかを検証します。 ケースが必要なプロダクトに必須の「ネジ締結」 実際の製品に近いものを作ろうとすると、電子回路やモーターなどを収めるケースをモデリングする必要があります、このケースは分割されたボディとなるので、実際に形にする時は機械的接合の構造を設けて組立できるようにしなければいけません。 樹脂成形品をネジ接合する方式には、成形品の下穴にボルトとナットで締結する「ボルトナット方式」、成形品にめねじを形成する方法(インサートナット含む)、めねじを用いず直接タップを立ててねじこむ「セルフタップ法」が用いられます。 コスト的には、成形後の2次加工が不要で資
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