【AFP=時事】インドネシアの法務・人権省は1日、地震と津波で大きな被害を受けた同国スラウェシ(Sulawesi)島にある3か所の刑務所から、受刑者およそ1200人が脱獄したことを明らかにした。 【関連写真】インドネシア・スラウェシ島パルで、地震と津波により崩壊した橋 津波に襲われたパル(Palu)市内にある定員120人の刑務所では、マグニチュード(M)7.5の地震によって壁が崩壊し、受刑者581人の大半が脱獄。 法務・人権省の当局者は「当初は問題なかったが、地震の後に敷地内の地下から水が噴出し、受刑者らがパニックに陥って道路へと逃げ出した」と語った。 この当局者は、受刑者らが地震の被害を恐れて脱走したと思うと述べ「彼らにとっても生死に関わる問題だった」と付け加えた。 その一方、パルにある別の刑務所、およびパルの北に位置するドンガラ(Donggala)県の刑務所でも、破壊された建物の正面玄