ストーブの前にちょこんと座り、暖をとる猫「ぶさお」。SNSで人気になった今の愛らしい、ふくよかな姿からは想像しにくいが、もともとは虐待を受け、保護された野良猫だった。その猫が、飼い主の人生にも変化をもたらした。 (末尾に写真特集があります) 茨城県北茨城市。雪がちらつく寒い夜、丹竜治さん(42)のお宅にお邪魔すると、ふわっと温かな空気に包まれていた。居間の真ん中に石油ストーブがあり、そのすぐ前に、とても大きな猫が1匹座っている。 「こいつが『ぶさお』です。推定9歳というところかな」 手招きされて、猫のそばに寄ってみた。突然の来客に動じることもなく、「ぶさお」はストーブにあたっている。 「7年くらい前からインスタをしていますが“ストーブにあたる猫”“可愛いけど、よくみると変な顔だ”とか、じわじわ注目されて。今年に入って海外のメディアからも連絡が来ました。顔がスターウォーズのヨーダに似ているの