「ヒナが生まれたよ。まだ小さいから声は聞こえないな」。兵庫県伊丹市の阪急伊丹駅近くに毎年春から夏に多くのツバメが巣を作り「ツバメマンション」と親しまれるマンションがあり、住人の夫婦が巣の下に子育てを「実況中継」する看板を立てて応援を続ける。遠方からも見物人が訪れ、今やちょっとした観光スポットに。13日現在で二つの巣に計5羽のヒナが暮らし、夫婦は「成長をそおっと見守って」と願う。 ツバメを見守るのは、今(こん)義嗣(よしつぐ)さん(66)と恵美子さん(57)夫婦。マンションは伊丹市西台2の県道沿いに位置し、近づくとツバメの鳴き声が盛んに聞こえる。巣は店舗が並ぶ1階のはりなど計10カ所にあり、うち2カ所が“稼働中”。ヒナが口をぱくぱくさせて餌をねだり、別の2カ所でも巣作りが進む。
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