昨今ネットでは「悪者」とか「黒幕」として扱われることが多い電通についてのレポート。割とセンセーショナルに扱われることが多い題材なので眉につば付けて読んでみたけど、割としっかりした内容だった。 広告業界制覇のカラクリ テレビを支配するメディアの地主 公正取引委員会が本格調査に着手した広告業界 新聞社にも圧力 葬式から五輪・万博まで 永田町との深い関係 ブランド人材を買い漁る 電通前史 テレビと広告に転機はくるのか 対談 大下英治×佐高信 「小説電通」の作者が語る舞台裏 電通が幅広く『広告』という業務に携わっていることは知っていたが、万博まで絡んでいたとは不勉強で知りませんでした。しかし、唐突にブログを読んでいる吉田望氏の名前が出てきて驚き。 昔から言われている「日本では比較広告は馴染まない」という一種の都市伝説だが、一業種一社制となっていないことがその理由だったか。何となくは知っていたけど。