2013-07-24 付き合ってもいない男から婚姻届を書くよう迫られた話 日常 恋愛 数年前の話。 飲み会で知り合った仲間的な人たちの中に、金正男に似ている男がいた。 その男(以下、正男と呼ぶ)は、みんなで飲んでいるときにふと目が合ったりすると、すぐに目を反らして頬を赤らめるようなやつだった。 (もしかしてコイツ、私に気があるのか...?) (いやでも、ただのコミュ障だろうな...) 最初のうちはそんなに気にしていなかったのだが、何回か飲み会を開催しているうちに、正男は目が合っても反らさなくなってきた。 というよりむしろ、私から視線を外すことなくこっちを見てくるようになった。 「なんだこいつ...」と思っているうちに、正男からメールが頻繁に来るようになった。 「美味しいレストランを見つけた」 「今日は仕事で成功した」 「いつヒマ?」 何回か誘われたけど、5回ぐらい適当に理由をつけて断ってい