アフリカ南部エスワティニ(旧スワジランド)のムスワティ3世。フランス・リヨンで(2019年10月10日撮影)。(c)Ludovic MARIN / AFP 【2月23日 AFP】アフリカ南部の小国エスワティニ(旧スワジランド)の国王は19日、先月に新型コロナウイルスに感染したものの、台湾から受け取った抗ウイルス薬により回復したと明らかにした。 アフリカ最後の絶対王制国家であるエスワティニは、アフリカ大陸で唯一、中国の圧力に屈せず台湾との外交関係を維持している。 ムスワティ3世(Mswati III、52)は19日の議会演説で、台湾の蔡英文(Tsai Ing-wen)総統に感謝するとともに、政府は国民のためにこの薬を直ちに調達するつもりだと明らかにした。ただ、点滴して投与するというこの薬の名前は公表しなかった。 エスワティニは、新型コロナウイルスの流行第2波への対応を迫られているが、ワクチン