セキュリティに関しては、とかく「コスト」の話がついて回ります。私はエンタープライズ系のセキュリティネタを追いかける仕事もしているのですが、ベンダーは「手の届きやすい価格帯の製品を用意しました」というものの、企業のトップにインタビューすると「多くの企業はセキュリティにコストをかけられないので……」という話が出ることも多く、両者の間には温度差があるような印象を受けています。 セキュリティは売上や利益に直結しないため、経営者としては、なかなか投資に踏み込めないのでしょう。しかし、あの手この手のサイバー攻撃が後を絶たない昨今、セキュリティを無視するわけにはいきません。 そこで今回は、ちょっと変わったアプローチでセキュリティについて考えることができる、面白い書籍を紹介したいと思います。 サイバーセキュリティの秘密を探る良書が登場 今回、紹介するのは、“サイバーセキュリティの秘密”と題されたコンテンツ